ここ何年か、毎年8月に「世界報道写真展」が大阪で開かれます。(梅田ハービスホール 8/9-8/18日)
私は、文章による訴求も好きですが、一瞬にして雄弁に物語る、報道写真も好きなので、毎年見に行ってます。
下の写真は今回、世界報道写真大賞2010 を受賞したジョディ・ビーバーの作品です。
「夫の暴力に耐えかねて、嫁ぎ先から実家に逃げ帰った妻(18才)は逃亡の罪で、タリハーンの指揮官から刑を宣告され、
夫によって、鼻と耳を削ぎ落とされた。その後、保護された妻は、アメリカに渡り、カウンセリングと再生手術を受けた」と解説にあります。
毅然としてカメラを見るモデル(妻)と、カメラを向ける写真家の、真剣勝負です。
ニュース、スポーツ、動物、自然など幅広い分野の報道写真が展示されており、写真の持つ可能性を感じさせてくれます。
今回は、特別に「東日本大震災」の報道写真も、展示されてます。テレビのニュースとは、また違った現実の生々しさがあります。