天皇の料理番 第三話

天皇の料理番第三話、見ました。

良く出来たストーリーですね。脚本がとても良いと思います。飽きるところがなく、ぽんぽんとストーリーが進行していき、ぐいぐいと引きつけてくれてます。
脚本だけではなく、佐藤健くんを囲む、脇の方々の演技が素晴らしいです。

特に筆頭は黒木華さんですね。とくぞうさんの事は好きなんだけれど、でもあの人の進みたい道を進んでいってもらいたい、でも一緒にいたい、という女心の切ない部分をとっても良く表しているのではないでしょうか。
この「天皇の料理番」、黒木華さんでもっていると言っても過言ではない　と思います。ぴったりの配役。
他の人だったら、これほど面白くなっていたかな、とも思えてしまいます。

さて、今回の天皇の料理番、部分的には前回の堺正章版とは若干違うところがあります。私の記憶も定かではありませんが、加藤雅也さん演じている五百木さん、前回では登場していなかったように覚えています。実在した人で、実際にとくぞうさんの世話を良くしてくれていたようです。
前回は華族会館での修行だけのようなったように覚えています。
また、新太郎さん、辰吉さんととくぞうさんとのからみが少ないような印象。前回は男同士の友情、というのが感じられて、それはそれで良かったのですが。その分、俊子さんとの話が多くなっている印象です。

今後、とくぞうさんは華族会館を追い出され、バンザイ軒というところで働く事になるのですが、その辺りのストーリーはどうなるのか、興味がありますね。そして、乞食同然のような生活をしているところ、ひょうんな出来事からパリに行く事になるのですが。。今回のドラマ、前回と全く同じストーリーだったら全然面白くないと思いますが、今後どのような展開になっていくのか、興味津々。そして、とくぞうさんと俊子さんが今回はどうなっていくのか、目が離せません。

余談ですが、堺正章版でフランソワーズを演じていたセーラさん。当時はタレント／モデルとして人気があったと思います。がなんと2011年に50才で亡くなっていたんですね。子宮頸癌だったようです。ご冥福をお祈りします。