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真田丸 第三十八回「昌幸」 音楽の使い方が絶妙 & 真田丸スペシャル in 信州

2016-09-26 22:42:34 | ドラマ
ついに、この日がやってきました。
昌幸パパ、最後の日です。
前回の「信之」から涙涙。それで恐れていた「昌幸」の回、しかしなぜだかそれほど悲しくもならず

それはなぜか。
九度山で苦労している割には、アレヨアレヨという間に十数年が進み、信繁ちゃんには子供が二人そして昌幸パパはもうご臨終。だから、九度山での昌幸パパの苦労があまり伝わってこなかったのです。
さらに、昌幸パパがまさに死ぬ瞬間に流れた音楽が力強く、なぜだか明るい希望までもを感じられる雰囲気になってしまいました。

「昌幸パパ、死んじゃって悲しい」というよりも、「良く生き抜いた」「真田昌幸ここにあり」「武士の中の武士」なんて思わせてくれるような、そして臨終に当たって拍手を送りたくなるような音楽の使い方でした。
この時流れた音楽は「後に日本一の兵と呼ばれる男」です。
みんながしんみりしてしまうような場面でこのような、気持ちを奮い立たせるような音楽がバックグランドでは流れるとは。。。
そしてその後に続くナレーションで、「...死んだ」と最後の一言が続きます。

こういう演出の仕方、見事ですねえ。

そういうところに感心していて、涙を流す暇もなし。

臨終の場面に今回のような音楽って今までにありましたっけ。この音楽で、昌幸パパの戦国という一つの時代を勇者のように生き抜いた一生と、そして、戦国武将の精神を信繁ちゃんに引き継いだぞという昌幸パパの信念が現れているような気がしました🍎

今回の演出、真田丸通しての一番の演出と思いました。
でも、オンデマンドとかで見直すと泣けてしまうかもしれません。

そして、昨日の日曜日。
久しぶりに晴れていたので家でお洗濯。何気なくテレビのスイッチを入れたら、昌幸パパと大谷さんが写っているではありませんか。
なんと、「真田丸スペシャルin信州」が放送されていました。
そういえばチケットをNHK長野放送局で募集していたな、と思い出しました。

ここで、昌幸パパと大谷さんによる番組秘話がたくさん語られたのですが、その中のお話で、昌幸パパ、小学生などからもファンレターをもらっている、という話をされていました。そこから三谷さんの話になったのですが、三谷さん、今回の大河の脚本を書くに当たって「家族みんなで見られる大河」ということを意識して、脚本を書いていたのだそうです。
確かに、時代劇だからといって小難しい言葉の羅列では、ある程度の年齢だと理解はできるのだと思いますが十代以下になるとさっぱり理解不能になるのではないでしょうか。
ですから、今回の三谷さんの試み、成功しているのかもしれません。でも、あまりに現代っぽい言葉が続くので、往年の大河ファンには不満かもしれませんね。

さて、これからはいよいよ信繁ちゃんもとい幸村さんが本当の主役となります。
どういう展開になるのでしょうか。

それにしても今回の真田丸、音楽のみならず小物などの演出が光ります
例えば、前回の茶々の押し花帳にあったヤマブキとか昌幸パパの碁盤とか。何気なく写っていますが、物語の中では意味のある小物達ですね。
この辺りの演出がとても上手です。








9月25日(日)のつぶやき

2016-09-26 04:46:01 | リオオリンピック