今年も受験シーズンになりましたが、その息子さん、今年はどうするのでしょうか、と気になるところですが、怖くて聞けません。。。
と思っていたら、先日、ハンガリー国立大学医学部への進学などどいう広告を読みました。「ハンガリーの医学部へ進学!?とは、一体どういうことだろう、日本人なんて通っているのかしらと思わずそのHPをチェックしてみました。
そしたら、このプログラムはすでに2006年くらいから始めているらしい。そして、結構日本の学生が何人も。卒業後に日本の医師国家試験を受験するのだということです。また、EU共通の医師免許証ももらえるらしい。それ以外にはアメリカで研修を受ける学生もいるようです。こんな医学部進学の方法があるのだ、という事を初めて知って、とても驚きました。
聞けば、ハンガリーの大学、積極的に海外から学生を招いているらしい。そこには、国として外貨獲得の目的もあるようです。また、ここにあるハンガリーの大学だけではなく、チェコとかも同様のプログラムを展開していて、そこにも多くの日本人学生が在籍しているようです。
こういうところの卒業生、卒業後にはどういうところで働いているのか興味がありますが、何年も海外にいて日本の生活になじめるのか、ということも心配してしまいます。日本の社会は閉鎖的で出る杭は打たれるではないですが、自分の意見ばっかり言っていると、不評をかいやすいです。また、日本の独特なシステムに慣れる事ができるのかという事にも心配してしまうところですね。また、長年海外に住んでいると、コミュニケーションで問題が起きやすいこともあるので、そういう事も心配です。
日本の医学部に合格出来なかったら、こういうところがあるさと思う人もいると思いますが、欧米の他大学と同じように、入学は優しいが出るのは難しいようで、3割ぐらいがドロップアウトしてしまうようです。
授業は英語ですし、試験に受からないと即退学のようですし、モチベーションがしっかりしていないと、精神的に挫折してしまうかもしれません。海外に一人、という精神的に厳しい環境もありますので、そういう環境にまず耐えられる精神力が必要と思われます。
日本人がいないようなところでも一人でやっていける自信がある人は、年齢制限もないようなので、是非こういうところへの進学も考えてもいいかも、と思えてしまいます。合格しても後は実力の世界ですから。
私が若かったら、こういう道を選んでいたかも、なんて夢見てしまうような感じ。
ハンガリー国立大学医学部
「海外医学部」留学希望が急増する「医学教育」の情けない実情--上昌広