スマホやクレジットカードでの支払いが増えているのに、新紙幣がこの7月3日に発行される予定です。
その新紙幣の1000円札のお顔が、北里柴三郎さんです。
5000円札は津田梅子さん、そして10000円札は渋沢栄一さんです。この顔ぶれを見てふと頭に浮かんだことは、北里柴三郎さんは大河ドラマ主役にならないのだろうか、ということ。
というのも、医学の分野で大きな功績をいくつもあげたこと。
北里柴三郎さんの大きな功績の一つに、ペスト菌の発見、という事があります。自らも感染の危険性があったにも関わらず、香港でペストの原因や予防策を研究し、ネズミが原因ということを突き止めるわけです。そのおかげで、日本では水際対策が功を奏し、残念ながら日本でもペストによる死者は出てしまいましたが、大流行にはならなかったようです。
(2905名が感染し、死者は2420名)
せっかく新札の顔になるんだから、大河ドラマでも取り上げてくれないのでしょうかね。
コロナウイルスのパンデミックを経験した今、昔の日本にはペストから日本を救った日本人がいた、ということを知ってもらえるようなドラマがあったらいいと思うのですが。
しかし、間違いを指摘してしまったということで東京大学に嫌われていたり、ペスト菌を世界で初めて発見したにも関わらず、長い間、フランス人の功績とされてしまっていたこととか、北里さんの血清療法の応用がノーベル賞を受賞したのに、北里さんが共同研究者としても名前が上がらなかった事とか、まるで日本人差別、のような事例ですが、そういう事がドラマで描くのは難しいのでしょうか。
ホンットに、ヨーロッパの人は、、、と思ってしまいそう。
日本で最初のノーベル賞受賞者になっていたかもしれない北里柴三郎さんの生涯を、ドラマで見てみたいと思っている私です。
来月3日から新千円札のデザインが、野口英世氏から北里柴三郎氏へ変更になります。
— 日本結核・非結核性抗酸菌症学会【公式】 (@kekkakuJSTB) June 5, 2024
本来「キタザト」と読みますが、留学先のドイツで「キタザト」と呼んでもらうべく、敢えてドイツ語で「sa」を使ったため署名が「Kitasato」になりました。現在、大学は「キタサト」、記念館は「キタザト」表記です。 pic.twitter.com/QcFEkqYYeb
明治27年(1894)、香港において流行していたペストの予防方法を探るべく、細菌学者北里柴三郎および医学者青山胤通が派遣されました。調査の過程で、北里は香港でペスト菌を発見し、成果を医学誌 "The Lancet" で発表しました。画像は北里らの派遣を決定する際の閣議書です。 https://t.co/GRQV3coxgT pic.twitter.com/8rVT6yK22J
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) August 19, 2023