日大豊山高校水泳部の特色の一つとして、水泳部OB会の存在があげられます。
水泳部OB会は、水泳部に3年間所属した卒業生からなる組織で、現役選手の活動を様々な面から支えています。
毎年発行されているOB会報によると、OB会員は昭和25年卒業の方から掲載されており、平成27年度で総勢850名を超えています。
水泳部OB会が毎年10月頃に開催され、その年の大会結果報告とOBの交流を深める機会となっております。
OB会には大会や海外遠征に選出された選手に対する経済的な支援はもちろんのこと、食事会や激励をしていただいております。
時には選手の紹介をしてくださったり、トレーナーとして活躍されているOBの方は、選手のケアにも力を貸していただいております。
現在、関東大会やインターハイにトレーナーとして帯同していただいている中里賢一さんも水泳部OBの一員です。
水泳部の卒業生はOB会の一員として、生涯にわたって日大豊山水泳部との関係が続いていくことになります。
これは学校水泳の特色の大切な一つであって、学校を卒業しても先輩や同級生、後輩との関係は変わることはないのです。
もしかしたら仕事や家族ぐるみでのつながりも生まれるかもしれません。
これは、学校生活やクラブ活動、寮生活を共にしてきたという仲間意識がそのつながりを強くしているものと思われます。
学校でのクラブ活動は現役時代だけでなく、卒業してからも人とのつながりを保ち続けるのです。
OB会の応援は現役選手やスタッフにとって、とても心強いものであり、大変感謝しております。
学校水泳の良さは、「帰属意識の強さ」に表れています。
長い歴史と伝統をもつ日大豊山高校水泳部は、特に帰属意識が強い組織といえます。
時代の変化はあっても、日大豊山水泳部は強くあり続けることがその期待に応えることだと感じています。
水泳部OB会は、インターハイの総合優勝の際には、祝勝会となります。
これからも一度でも多く祝勝会を開けるよう努力してまいります。
竹村知洋
先日の食事会で合宿所の生徒に激励を頂きました!