親子で川柳を投句しています。
「川柳 平番」10月号。
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親子で掲載された川柳をご紹介いたします。
「ピッチャーで震える息子見て涙」 ママ
淡路先生からのコメント
息子さんがソフトボールでピッチャーをやっている姿を見て作者は、ここまで大きくなったかと感動して涙が出てきたようだ。
「ソフトボールお母さんだけじっと見る」 長男
淡路先生からのコメント
お母さんの句への返事の句のようだ。丁度、母子で川柳のキャッチボールをやっているような感じがする。ちゃんと子どもはお母さんのことを見ていますよというサインの句だ。
平番 ワンポイントアドバイス 淡路獏眠
原 「亀つかみ食べようとした1歳児」ママ
中七の「食べようとした」と過去形に表現されているので、説明調で終わってしまっています。ここは、現在形にすると、今まさに子どもが生きた亀を食べようとしている姿を詠むことができます。
添 「亀つかみ食べようとする1歳児」
「マイカーで後部座席の子を確認」ママ
下の句の「子を確認」が六音字で字余りになっています。ここは、「確認」と同じ意味の三音字の言葉に置き換えると字余りを解消できます。下五を「子を見知」とされると良いでしょう。
添 「マイカーで後部座席の子を見知」
課題吟「コツ」 吉岡 よしこ 選 (広島県)
「子育てをするコツ分かる3人目」 ママ
私の好きな句 (平番・平成27年9月号近詠より)若山 宗彦 推薦
「保育園夏休みなどありません」 ママ
「コクワガタメスの大アゴ小さいよ」 長男
平番句会報(平番・平成27年9月句会より)淡路 獏眠 推薦
「水たまり雨がふったらにごってる」 長男
「泥を入れプールがにごり怒られる」 ママ
宿題「濁る」 飛田 陽子 選
「水たまり雨がふったらにごってる」 長男
「泥を入れプールが濁り怒られる」 ママ
「絵の具まぜ濁る色水楽しむ子」 ママ
宿題「鏡」 淡路 獏眠 選
「かがみではラプンツェルのがかわいいな」 次女
「風呂場では子と絵を描いて楽しんで」 ママ
番傘各地句報(8月句会)森口 美羽 抄
「お父さんソフトボールで神様だ」 長男
「不安ごとあったらすぐに神頼み」 長女
読んでくださりありがとうございます。
子どもに川柳を毎月聞くことはとても大変なことです。
なぜなら、反抗期。
子どもが機嫌がいい時は課題を言うだけですぐ答えます。
でも、聞くタイミングを逃し、期限を気にして聞きだそうとするととてもいい加減な句を作ります。
いい加減な気持ちで心がこもってない川柳を投句すると先生に気づいてもらえました。
それは次回の11月号に掲載されると思います。
ということは川柳で子どもの気持ちが他の方にも伝わるということです。
その人の心の叫びが聞こえる川柳。
それを受け取れるかということです。
たとえば、学校で川柳を作った場合、先生が子どもの心の叫びに気づいてくださったら、親としては嬉しいことです。
いつもはそんな句を作らないのに、どうして。
親が気づいてあげるといいのだけど、先生だから気づけるということもあると思います。
直接、子どもに気持ちを聞くことは難しい。
でも、川柳なら心の内を表現できるのではないか。
私もそうです。
575の川柳、17文字で心の中を表現すること。
これからも親子の葛藤を記録していけるようにしたいと思います。
初めに載っているソフトボールの川柳ですが、私の川柳「ピッチャーで震える息子見て涙」という句があります。
それは初めて練習試合でピッチャーで出た長男の姿を見て、がんばろうとする姿に何もしてあげられないという気持ち、本当は逃げ出したいかと思うけど最後までがんばって投げている姿に涙が出た句でした。
実は長男にこの句を読んで聞かせると怒ったのです。
どうやら、母の涙の意味を勘違いして、なさけないから泣いたと思ったようでした。
長女に読んでみると「いい意味に捉えることはできるけど母親じゃないからその気持ちは分からない」と言われました。
読む人によって感じ方が違ったのです。
長男は「ソフトボールお母さんだけじっと見る」という句を作りました。
それは他のソフトボールの経験者のお母さんは熱くなっていて怒ったりするのだけど私は見るだけだということだったようです。
私はソフトボールの経験がないので、見ていて、全く腹が立ちません。
ただ、いつもの姿をみているとその場に立っているだけですごいなあと感心しているのです。
よくがんばっていると見ているのです。
主人はとても熱くなってます。
だから、私が冷めていてもちょうどいいと言われてます。
川柳で記録していると後から読むとなつかしいなと思える気がします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
「川柳 平番」10月号。
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親子で掲載された川柳をご紹介いたします。
「ピッチャーで震える息子見て涙」 ママ
淡路先生からのコメント
息子さんがソフトボールでピッチャーをやっている姿を見て作者は、ここまで大きくなったかと感動して涙が出てきたようだ。
「ソフトボールお母さんだけじっと見る」 長男
淡路先生からのコメント
お母さんの句への返事の句のようだ。丁度、母子で川柳のキャッチボールをやっているような感じがする。ちゃんと子どもはお母さんのことを見ていますよというサインの句だ。
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原 「亀つかみ食べようとした1歳児」ママ
中七の「食べようとした」と過去形に表現されているので、説明調で終わってしまっています。ここは、現在形にすると、今まさに子どもが生きた亀を食べようとしている姿を詠むことができます。
添 「亀つかみ食べようとする1歳児」
「マイカーで後部座席の子を確認」ママ
下の句の「子を確認」が六音字で字余りになっています。ここは、「確認」と同じ意味の三音字の言葉に置き換えると字余りを解消できます。下五を「子を見知」とされると良いでしょう。
添 「マイカーで後部座席の子を見知」
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「子育てをするコツ分かる3人目」 ママ
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「保育園夏休みなどありません」 ママ
「コクワガタメスの大アゴ小さいよ」 長男
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「水たまり雨がふったらにごってる」 長男
「泥を入れプールがにごり怒られる」 ママ
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「水たまり雨がふったらにごってる」 長男
「泥を入れプールが濁り怒られる」 ママ
「絵の具まぜ濁る色水楽しむ子」 ママ
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「かがみではラプンツェルのがかわいいな」 次女
「風呂場では子と絵を描いて楽しんで」 ママ
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「お父さんソフトボールで神様だ」 長男
「不安ごとあったらすぐに神頼み」 長女
読んでくださりありがとうございます。
子どもに川柳を毎月聞くことはとても大変なことです。
なぜなら、反抗期。
子どもが機嫌がいい時は課題を言うだけですぐ答えます。
でも、聞くタイミングを逃し、期限を気にして聞きだそうとするととてもいい加減な句を作ります。
いい加減な気持ちで心がこもってない川柳を投句すると先生に気づいてもらえました。
それは次回の11月号に掲載されると思います。
ということは川柳で子どもの気持ちが他の方にも伝わるということです。
その人の心の叫びが聞こえる川柳。
それを受け取れるかということです。
たとえば、学校で川柳を作った場合、先生が子どもの心の叫びに気づいてくださったら、親としては嬉しいことです。
いつもはそんな句を作らないのに、どうして。
親が気づいてあげるといいのだけど、先生だから気づけるということもあると思います。
直接、子どもに気持ちを聞くことは難しい。
でも、川柳なら心の内を表現できるのではないか。
私もそうです。
575の川柳、17文字で心の中を表現すること。
これからも親子の葛藤を記録していけるようにしたいと思います。
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初めに載っているソフトボールの川柳ですが、私の川柳「ピッチャーで震える息子見て涙」という句があります。
それは初めて練習試合でピッチャーで出た長男の姿を見て、がんばろうとする姿に何もしてあげられないという気持ち、本当は逃げ出したいかと思うけど最後までがんばって投げている姿に涙が出た句でした。
実は長男にこの句を読んで聞かせると怒ったのです。
どうやら、母の涙の意味を勘違いして、なさけないから泣いたと思ったようでした。
長女に読んでみると「いい意味に捉えることはできるけど母親じゃないからその気持ちは分からない」と言われました。
読む人によって感じ方が違ったのです。
長男は「ソフトボールお母さんだけじっと見る」という句を作りました。
それは他のソフトボールの経験者のお母さんは熱くなっていて怒ったりするのだけど私は見るだけだということだったようです。
私はソフトボールの経験がないので、見ていて、全く腹が立ちません。
ただ、いつもの姿をみているとその場に立っているだけですごいなあと感心しているのです。
よくがんばっていると見ているのです。
主人はとても熱くなってます。
だから、私が冷めていてもちょうどいいと言われてます。
川柳で記録していると後から読むとなつかしいなと思える気がします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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