なんだか気ぜわしい。
絵本をたくさん読みきかせ側にまわっているせいか、絵本のことばがものすごく気になる。
特に翻訳版。オリジナル版でなんということば使いなのか、気になる。
ラボ・パーティのライブラリーならば、英日が一目瞭然。この便利さに慣れて、ライブラリーにない絵本でも、どうしても気になる。
運よく入手できた時、待ち切れずに文字を探す。
すると、非常に美しい韻が踏んであることを発見できたり。それが和訳にあらわれないもどかしさ、だったり、
和訳のほうが原作よりも作品として秀逸とおもえてしまったり。
たまたま3回目の絵本サロンで、子供向けにやたらハッピーエンドと結論をまげてしまうバージョンがこのごろ巷で多くでてるが、
それでは子供が何かに立ち向かい、克服する、というメッセージをいつまでも受け取ることができないという害がある、という話をした。たとえば「3匹の子ブタ」の結末も、謝ったオオカミをゆるしてあげました、ちゃんちゃん、では話にならない、とコメントしていると、じゃあ、次回ぜひ!と当然の話の行く末。
このお話の絵本は手元に持ってないので、図書館であれこれ比較すると、わかるわかる。
多分同じ原作から違う人に訳された2冊の本。内容は同じ原文からきてるとわかる。でも訳者が選ぶことばが違う。
名人の訳は・・・・やはり、見事!!口の中で音のまわる心地よさが断然違う。
同じストーリーなら、どの訳でもいい?
決してそうではないと思う。大事に選び、耳から入る音も大事につたえていきたいと思う。
私が面白く思った比較のファイリング=ラボ・パーティの「ひろば」HPのテーマ投稿に、約40冊分ためてきました。
http://www.labo-party.jp/hiroba/themalist.php?THEMA_ID=98