ご縁があった世界のお茶をご紹介させていただいております。
なるべく本席の茶に差し支えないものを選んでいきたいと思っております。
正月は、古茶樹の芽の茶でした。
中国の大変珍しいお茶でしたが、
水色も無色に近く、
ごく淡味で甘露と言われた方ありましたが、
2月の節分釜では、
「白茶」をご用意します。
こちらも淡味。
白い産毛の生えた若葉を手摘みで採取した弱発酵茶。
生産量の少ない貴重なお茶だそうです。
歴史は古く、「大観茶論」を著したほどの茶通であった北宋の皇帝、徽宋(1082^1135)の愛用茶としても有名で、
江戸期の文人や煎茶愛好者たちは、中国に「白茶」という最高級の茶があるらしい、と、憧れていた様子が残されています。
よくご存じの方も、白茶の中でも上級品と言われましたので、ぜひ楽しみにどうぞ。