日本茶道塾 ブログ

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掛川城下茶処チャ茶での茶の湯講座終了報告

2008年03月10日 | 行事報告
掛川での簡略点前の講座の最終回(三回講座)は、

参加くださった皆様がそれぞれのご用意くださったお道具やお茶、菓子などで、一席を以って頂くことを御願いいたしました。

それぞれの方のお心やお茶に対する考えを見せてくださる道具組みを工夫くださり、「侘び」の実践をしてくださいました。

全く初めての方が多く、茶道具など家にない方は、見立ててくださったり、茶道はされてなくてもお茶のエクスパートも多く、規制の茶人には思いも付かないような工夫も下さいました。

チャ茶さんの応援ブログに写真入りのすてきな報告ありますので、ぜひそちらをご覧ください。↓
http://cyacya.hamazo.tv/e1068527.html

最後に一言ずつ感想をいただいたのですが、

(お茶の生産者の方)
――「抹茶をお客様に丁寧に茶筅であわ立て、いかにクリーミーに美味しさを引き出すか」ということを伝えてきたが、今日、はじめて一生懸命手前をしてくださった方の、まだ粉残るチャが美味しかった、、、

これは不思議で、すごい発見――

とお話くださいました。

お点前を目の前で自分のためだけに、初心者なりにも一生懸命してくださる、という心も、人間にとってはものすごいごちそうなのではないでしょうか。

人間の「心」を意識する、
という点前という型を通して、そこを見つめていただけるときがあったら、本津鬼うれしいことです。

また、ある方は、
「無心になる、という時間が、今の自分にはなかったが、とても必要で、それが茶の点前を通してこんなに身近にできる、ということに驚いた。

その時間は私にとって必要な時間」

というような話を下さいました。

「心を育てる」という一つの便法としての茶の湯、

侘び茶が生まれたときのいきいきとした創造力、
悟道としての茶を皆さんが、じわ~っと茶を飲むように
体に染み込むもの何かあったら幸いです。

4月6日(日)の円明寺、花祭りに、
参加くださる(お茶席を持ったり、お客様でいらしてくださる)と
手を上げてくださった方もあり、

また一緒に茶の湯ライフを身近に楽しめることを大変うれしくありがたく思いました。

ご報告と御礼まで

利休忌の茶事と雛の節句釜のご報告

2008年03月07日 | 行事報告
新しいお席(こう庵)にて、
青畳の香りに包まれ、
心も新たまる会でした。

利休居士画賛を前に炭がつがれ、

亭主が自ら作った麩の焼きには、
ふきのとうの春の香り・・・

濃茶をねる亭主、

茶筅の動きと亭主、客の心が一碗に
込められていった時間を共有できたと塾長もお言葉を掛けられていました。

半東が薄茶を点て、
この茶事への思いを語られていました。

正客、詰め、と客もそれぞれの客ぶりを、
互いに学び合う時間をご一緒させていただきましたこと、御礼申し上げます。

会報にて、また写真などを合わせて茶事の流れでご報告させていただければと思っております。

◆◆◆◆◆

2日虚空庵では、「雛の節句釜」

雛の取り合わせで、一服いただき、
節句という節目節目で茶を喫する時間を持てることに、心からありがたく感じております。

ご一緒いただきました皆様に御礼を申しあげます。



5月 端午の節句釜  4日(日)

2008年03月07日 | 茶会のご案内
5月の節句釜(国立 虚空庵)は、
4日(日)です。

4月の虚空庵では、
「はじめての方へ簡略点前の講習会」です。

お点前がはじめての方も
国際交流に活用したいという方も

どなたでもどうぞ。

お時間は、節句釜と同じく

4月20日(日)

午前の部(10時半~12時)
午後の部(13時半~15時)

参加費は3000円です。

メールでご予約ください。