七月の茶席の掛物
溪聲洗耳清 渓声耳を洗いて清く
松蓋触眼緑 松蓋眼に触れて緑なり
渓流の音は、それを聞く者の心にある余分なものを洗い流してくれる。
無駄のない自然そのものの音は、耳から入り、心を洗い清め、本当の自分の存在を意識させてくれる。
「蝉の声は聞かなくても聞こえてくる。その聞いている自分は誰だ?」そんな、お話を茶席で交わしながらの夏のお席です。
その声を聴いている「真の自己」が茶を点て、釜の湯の煮え音、茶筅の音を聞いている客が、「本当の自分自身」で、茶を飲む。
点前は、逆勝手薄茶。
常と逆な位置で点前をすることで、常の本勝手では、疑問も思わずに行っていたことに、改めて「なぜ?」と思う・・・しかも、逆勝手をするまでは、「なぜ」とも思わなかった「自分自身になぜ?」と思うことが「茶道」そのものなのです。
「考えることこそ茶道」
それが、日常の何気ないことにも、新たな発見が出てきます。
茶花は、半夏生にしきんからまつ。
東京道場の御しのぎは、冬瓜にじゅんさい添えそうめん。
明日の稽古は盆香に、台天目になります。
暑さが厳しくなってきますと、釜を小ぶりにするなど、炭を少な目に次いで、少しでも席に涼を呼ぼうと変えることもあります。そこで、使い終わった風炉の手入れをいたしましたので、ご参考までにお書き添え申し上げます。
1.「じょう」(炭が灰になった白い部分)を取ります。(筆などを使うと集めやすい)
*じょうは別な器に保管し、篩を掛け、細かい灰になったものは、茶を掛けて育て、数年(理想は10年以上)したら、炉の濡れ灰などに用います。(さらに繰り返してから=やはり10年以上が良い、すり鉢に掛けて、風炉の灰に用いています)
3.前瓦も抜き、灰は刷毛を使って丁寧に落とします。
前画瓦は洗ってから、熱湯で湯通しし、風通しの良いところでよく干してから箱にしまいます。
4.五徳も丁寧に灰を落としてから、湯で洗い、最後に熱湯で湯通しして、よく拭いてから乾かしておきます。
5.灰を底取りや羽を用いて、すべてきれいに上げていきます。(茶道塾では、灰に「甲・乙・丙」とランクをつけ(甲の甲、甲の乙、甲の丙など細かく分ける)、保管し、風炉の「格」に合わせて用いていますので、別々に保管します)
6.風炉を湯で洗い、湯通し、後、よく拭き上げ、乾燥させます。
*風炉釜は、よく乾かしてから、木箱に納めますが、布などで包むと湿気が付くときがあるので、さけています。置き場所がある場合は、かえって、箱に納めない方が良いようです。
以上、風炉の手入れの一例でした。
1.「じょう」(炭が灰になった白い部分)を取ります。(筆などを使うと集めやすい)
*じょうは別な器に保管し、篩を掛け、細かい灰になったものは、茶を掛けて育て、数年(理想は10年以上)したら、炉の濡れ灰などに用います。(さらに繰り返してから=やはり10年以上が良い、すり鉢に掛けて、風炉の灰に用いています)
3.前瓦も抜き、灰は刷毛を使って丁寧に落とします。
前画瓦は洗ってから、熱湯で湯通しし、風通しの良いところでよく干してから箱にしまいます。
4.五徳も丁寧に灰を落としてから、湯で洗い、最後に熱湯で湯通しして、よく拭いてから乾かしておきます。
5.灰を底取りや羽を用いて、すべてきれいに上げていきます。(茶道塾では、灰に「甲・乙・丙」とランクをつけ(甲の甲、甲の乙、甲の丙など細かく分ける)、保管し、風炉の「格」に合わせて用いていますので、別々に保管します)
6.風炉を湯で洗い、湯通し、後、よく拭き上げ、乾燥させます。
*風炉釜は、よく乾かしてから、木箱に納めますが、布などで包むと湿気が付くときがあるので、さけています。置き場所がある場合は、かえって、箱に納めない方が良いようです。
以上、風炉の手入れの一例でした。
八月 第一土曜日 八朔の節句釜 ご案内申し上げます。
■はじめての方、どなたでもご参加いただけます
日時 八月四日(土)
13~15時
内容 夏のお菓子と薄茶一服。
*八月の釜は特別、希望者は、初心者の方向けに、簡略点前や客の作法を体験をいただけるよう準備しております。参加申し込み時に「稽古体験希望」の旨をお書き添えください。講師が指導いたします。
*茶会が初めての方も、ご参加いただけます。
会場地図→はちまき岡田内「古う庵」(茶道塾東京道場)
■はじめての方、どなたでもご参加いただけます
日時 八月四日(土)
13~15時
内容 夏のお菓子と薄茶一服。
*八月の釜は特別、希望者は、初心者の方向けに、簡略点前や客の作法を体験をいただけるよう準備しております。参加申し込み時に「稽古体験希望」の旨をお書き添えください。講師が指導いたします。
*茶会が初めての方も、ご参加いただけます。
会場地図→はちまき岡田内「古う庵」(茶道塾東京道場)
茶の湯文化学会(茶学の会、袋井茶文化促進会共催)静岡例会のお知らせ
7月29日(日)13:30-16:00「茶の湯とは」
場所:中央・袋井南公民館
(袋井市高尾754‐1 電話0538-43‐3440 / 0538-43‐3386 )
講演 「茶の湯の根源を探る」(元愛知大学教授 松下智)
討論 「茶の湯とは・・」(松下智・吉野白雲・小泊重洋)
茶の湯について、日ごろ感じる率直な意見を述べ、理解を深めるための会です。
積極的に自由討議にご参加ください。
参加費無料
申し込み不要(直接会場にお越しください)
http://www.chanoyu-gakkai.jp/pg480/
7月29日(日)13:30-16:00「茶の湯とは」
場所:中央・袋井南公民館
(袋井市高尾754‐1 電話0538-43‐3440 / 0538-43‐3386 )
講演 「茶の湯の根源を探る」(元愛知大学教授 松下智)
討論 「茶の湯とは・・」(松下智・吉野白雲・小泊重洋)
茶の湯について、日ごろ感じる率直な意見を述べ、理解を深めるための会です。
積極的に自由討議にご参加ください。
参加費無料
申し込み不要(直接会場にお越しください)
http://www.chanoyu-gakkai.jp/pg480/
袋井茶文化促進会(袋井市協働事業)の本年度の講座の予定(一部)です。
ご参加希望くださる方は、事務局(日本茶道塾)までメールにてご連絡ください。
1.中国茶の楽しみ(お茶の故郷中国には、ありとあらゆるお茶があります。緑茶、紅茶、ウーロン茶、プアール茶など。実際にそれらのお茶を味わいながら楽しく学びます)
場所 袋井南中央公民館
日時 8/30(木),9/20(木),10/18(木),11/29(木)10:00-11:30)
講師 小泊重洋 (日本中国茶協会顧問・NPO日本中国茶芸師協会理事長)
定員 15名
4回 2000円
2.おいしい紅茶の入れ方(紅茶もたくさんの種類があります。それぞれのおいしい入れ方、楽しみ方を紅茶のプロから学びます)
場所 袋井南中央公民館
日時 10/23(火)11/20(火)10:00-11:30
講師 金丸瑠美(紅茶研究家・ティーナビゲータースクール主宰・元ザイン代表)
定員 15名
2回 1,000円
3. 手もみ茶体験(試飲、お土産付)
日時 27日(月)9時~11時
講師 手揉み保存会
定員 15名
1回 1000円
4. 茶の湯入門(茶席の楽しみ「茶事の体験」・客の心得・抹茶の点て方)
場所 遠州三山(法多山・可睡斎)
日時 9・10・11月第二日曜日 10時~12時 3回講座
講師 吉野白雲(日本茶道塾塾長)
定員 15名
3回3000円
(以上 講師敬称略)
ご参加希望くださる方は、事務局(日本茶道塾)までメールにてご連絡ください。
1.中国茶の楽しみ(お茶の故郷中国には、ありとあらゆるお茶があります。緑茶、紅茶、ウーロン茶、プアール茶など。実際にそれらのお茶を味わいながら楽しく学びます)
場所 袋井南中央公民館
日時 8/30(木),9/20(木),10/18(木),11/29(木)10:00-11:30)
講師 小泊重洋 (日本中国茶協会顧問・NPO日本中国茶芸師協会理事長)
定員 15名
4回 2000円
2.おいしい紅茶の入れ方(紅茶もたくさんの種類があります。それぞれのおいしい入れ方、楽しみ方を紅茶のプロから学びます)
場所 袋井南中央公民館
日時 10/23(火)11/20(火)10:00-11:30
講師 金丸瑠美(紅茶研究家・ティーナビゲータースクール主宰・元ザイン代表)
定員 15名
2回 1,000円
3. 手もみ茶体験(試飲、お土産付)
日時 27日(月)9時~11時
講師 手揉み保存会
定員 15名
1回 1000円
4. 茶の湯入門(茶席の楽しみ「茶事の体験」・客の心得・抹茶の点て方)
場所 遠州三山(法多山・可睡斎)
日時 9・10・11月第二日曜日 10時~12時 3回講座
講師 吉野白雲(日本茶道塾塾長)
定員 15名
3回3000円
(以上 講師敬称略)