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茶、生糸、そして陶磁器―明治の日本を支えた貿易商たちの足跡 公開講座ご案内

2014年08月30日 | お知らせ
静岡茶共同研究会、公益財団法人世界緑茶協会共催

◆公開講座開催のお知らせ◆

1 日  時  平成26年9月2日(火) 14:00~16:00

2 場  所  しずおかO-CHAプラザ(静岡市駿河区南町14-1 水の森ビル3F)


3 テーマ  「茶、生糸、そして陶磁器―明治の日本を支えた貿易商たちの足跡」
4 講  師  井谷善惠氏(イタニ・アート・オフィス株式会社 代表取締役社長、東京藝術大学学部非常勤講師他) 
 
5 参加条件  参加費(世界緑茶協会会員:無料、非会員:500円/人)です。事前申し込みが必要です。氏名、連絡先、会員の有無を電話にてお知らせください。

6 申込先   公益財団法人世界緑茶協会 電話 054-654-3700

7 定 員  24名(定員に達した時点で申し込みを締め切ります。)

英語ですすめる日本茶講座ご案内

2014年08月30日 | お知らせ
英語ですすめる日本茶講座
於 静岡OCHAプラザ

 9月4日(木)18:00~20:00日本茶の淹れ方
 9月18日(木)18:00~20:00  産地、製造、機能性、楽しみ方
 10月2日(木)18:00~20:00 茶道入門

講師 吉野亜湖・ショーン=バーク

詳細は主催の(財)世界緑茶協会のページでご覧ください。
http://www.o-cha.net/japan/association/news/eigo_20140605.htm

申込:054(654)3700 世界緑茶協会

銀座はちまき茶会ご案内

2014年08月29日 | 茶会のご案内
銀座の老舗「はちまき岡田」にて開催されるお茶会のご案内申し上げます。

茶道が初めてという方も気楽にご参加いただける茶会です。
どなたでもどうぞ。

日時 九月二十三日午前十時~午後二時くらいまで

内容 薄茶席二席、昼のおしのぎ、濃茶席
場所 はちまき岡田(銀座松屋裏手 野の花司隣)
会費 五千円

参加申込 日本茶道塾までメールにてお願いいたします。
chadojuku@yahoo.co.jp

主催 日本茶道塾東京道場主


銀座はちまき茶会 ご案内

2014年08月29日 | 茶会のご案内
銀座の老舗「はちまき岡田」にて開催されるお茶会のご案内申し上げます。

茶道が初めてという方も気楽にご参加いただける茶会です。
どなたでもどうぞ。

日時 9月23日 午前十時~二時ころ

内容 薄茶席二席、昼のおしのぎ、濃茶席
場所 はちまき岡田(銀座松屋裏手 野の花司隣)
会費 五千円

参加申込 日本茶道塾までメールにてお願いいたします。
chadojuku@yahoo.co.jp

主催 日本茶道塾東京道場主


日本茶道塾 八月の体験会

2014年08月14日 | 道場稽古
八月は稽古場解放月として、釜を掛けておりますので、どなたでもご参加いただけます。
茶道体験ご希望の方はメールでお申し込みください。

八月十六日(土)神奈川県横須賀市
1.茶事の稽古
2.初心者用 簡略点前の稽古

十七日(日)
1.灰の勉強会
(五徳据え、灰の手入れ、灰押しについて実践しながら行います。)

二十三日(土)銀座 東京道場
初心者用 簡略点前の稽古

二十三日(土)静岡県袋井市 親子の茶道教室

二十八日(木)静岡県袋井市 七事式等

*初心者体験会は他日も受け付けます。

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月09日 | 茶書を読む

「細なることは聞こえてきませんが、三国の時代、呉の韋曜茶を好み、孫皓茶を酒に代えて賜りしことが見え、晋の王濛、人に至れば、茶を飲ませる故事がありますので、魏晋の頃よりしだいに行われたことがわかります。
その後、唐の玄宗天寶年の頃、茶仙陸羽が世に出て、肅宗代宗の間に、朝廷と民間と一緒に茶教を著わして、煮る点てるという法則を立てて、器を作り水の良し悪しを論じました。
そのようなことから、天下の人茶飲の清雅なことを賞翫するようになり、その風流は盛んになりました。
宗の代に至っては太祖開寶年の頃、いよいよ盛んになり、丁謂や蔡襄が、大小の龍團の茶を作り、明朝の時代に至っては、芽茶を用いて團茶は廃れたようです。
その外漢土にてのこと記すに、ことごとく揚げるのは難しく、またもしくわしく書き記したとしても、無益な仕事ですのでそれは記しません。
御国にては、
嵯峨天皇の御宇弘仁六年(815)四月、近江の国滋賀の崇福寺に御幸たまいしついでに梵釋寺に鸞輿を停められし時、大僧正永忠が自らお茶を煮て奉れりということが見え、また」

【語注】
韋昭(いしょう、?-273年)は、中国三国時代の呉の政治家・儒学者・歴史家。字は弘嗣。揚州丹陽郡雲陽県(江蘇省丹陽市)の人。子は韋隆。『三国志』「呉書」では韋曜と記載。
孫皓(そんこう)は、三国時代の呉の第4代皇帝。祖父は、初代皇帝孫権。父は孫権の第3子で皇太子に立てられていたが廃された南陽王孫和。子に孫瑾(太子)・孫虔(魯王)・孫充・孫璠他。『三国志』呉志「三嗣主伝」に伝がある。
王蒙(309年-347年)は、晋陽(今太原)の人。 東晋の有名人で公爵。
漸(ぜん)は、しだいに・だんだん・少しずつの意。
玄宗天寶年中は、玄宗皇帝の時である天寶の年頃の意。
陸羽(りくう・733年-804年)は、中国・唐代の文筆家で、『茶経』3巻などを著述した人。
粛宗(しゅくそう・711-762)は、唐朝の第10代皇帝。即位して6年で崩じ、その長子の李予(762-779)が第11代皇帝・代宗となりました。
開宝(かいほう・968- 976)は、北宋の太祖趙匡胤の治世に行われた3番目の元号。
丁謂(960~1033・文人政治家)が咸平年間(998~1003)に福建の曹監となり、皇帝専用の御茶を造り龍鳳団茶を献上して皇帝の寵愛を得たのが、龍鳳茶のはじめとされます。
蔡襄(1012~1067)は福建轉運使のとき、丁謂が作り出した大龍鳳団茶を改良した小龍鳳団茶を作って献上します。
御宇とは、帝王が天下を治めている期間・御代(みよ)のこと。
弘仁(こうにん)は、日本の元号の一つ。大同の後、天長の前。810年から824年までの期間を指す。この時代の天皇は嵯峨天皇、淳和天皇。
崇福寺跡(すうふくじあと)は、滋賀県大津市にある飛鳥時代後期から室町時代にかけて存在した寺院の遺跡。崇福寺は、668年に天智天皇の命により近江大津宮の北西の山中に建立され(『扶桑略記』ほか)たが、火災や山門寺門の抗争などで衰退し、室町時代には廃寺となりました。寺跡は梵釈寺(桓武天皇が天智天皇追慕のために建立)との複合遺跡と考えられています。
鸞輿(らんよ)は、天子の乗る輿(こし)。鳳輿(ほうよ)・鳳輦(ほうれん)とも。

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月09日 | 茶書を読む

「茶の始まり
上古茶というもの三種ありと、漢土の書に見えます。
その中の苦茶というものが、今の茶なりとあります。
その外の二種は蕪穢の草でしたので、わざわざ食品とはせずに、一説に古はその菜を食せず
ゆえに茶の字立ずともいわれました。
詩経の語にも出て、また爾雅に茶を檟(か)と出ています。
これを飲み物とすることは、漢土にても中古よりの事でしょう。
漢の代には司馬相如・揚雄等茶に名があれども精」

【語注】
蕪穢(ぶあい)とは、土地などが、荒れはてること。また、そのさま。ぶわい。
爾雅(じが)とは、中国の類語辞典・語釈辞典。3巻、19編。撰者未詳。周代から漢代の諸経書の伝注を採録したものといわれる。東晋の郭璞(かくはく)の注がある。
檟は、ひさぎともいう。
司馬相如(しばしょうじょ、紀元前179年-紀元前117年)は、中国の前漢の頃の文章家。蜀郡成都の人。字は長卿(ちょうけい)。名は、もと犬子(けんし)。
揚雄(ようゆう、紀元前53年(宣帝の甘露元年)-18年(王莽の天鳳五年))は、中国前漢時代末期の文人、学者。現在の四川省に当たる蜀郡成都の人。字は子雲。司馬相如は先輩になります。

画像は以下のサイトにあります。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00422/index.html

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月05日 | 茶書を読む
「桑小卓  江岑棚
三重棚  利休形旅箪笥
道幸  大目向二重棚
一重棚  宗旦板風炉
利休炉縁  同覆
同蓋  利休竹檠
仙叟竹檠
路地之事 附 数寄屋水屋
昼茶湯  夜咄
暁茶湯 夜込とも云  朝茶湯
飯後 菓子の茶湯とも云  跡見
一客  四つ組茶入 手瓶 弦(釣)附 水滴 油滴
耳附茶入
目次終」


画像は以下のサイトにあります。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00422/index.html

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月05日 | 茶書を読む

「道幸  旅箪笥
大板  長板 炉風炉
䑓子 炉風炉
四畳半 左右  大目 隅棚
向う切り 左右  隅炉
風炉 左右  向う板 二つ置 同 一つ置
中置  長板 一つ置 同 二つ置き
竹䑓子 一つ置  大板 中置
炉四畳半流し飾  古風点
向う切り逆勝手流し点
利休好み真䑓子  竹䑓子
桑䑓子  紹鴎棚
袋棚  利休形四方棚
利休形角棚  丸卓」

画像は以下のサイトにあります。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00422/index.html

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月05日 | 茶書を読む
「透き木風炉  炉五徳三か所
薄茶  炭
花  濃茶
炭寸法  茶巾
茶筅  帛紗
筒茶碗 塩笥(しおげ)  大蓋釜
薬缶 片口  釣瓶水指
大口  真の手桶
平水指 割蓋 割り盆  曲げ水指
長緒茶入 以上初巻目録以下終巻目
丸卓  四方棚
江岑棚  袋棚
三種棚  高麗卓
桑小卓  紹鴎棚」

[参考]
鹽は塩の異体字。

画像は以下のサイトにあります。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00422/index.html

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月05日 | 茶書を読む
『茶式湖月抄』
「明治十六年十月補彫
湖月老隠著
茶式湖月抄
京都 同盟書賈蔵

茶式湖月抄
目次
茶の始まり 初丁  茶の驗效 六丁
喫茶大概 八丁  草庵茶味大概 十一丁
露地大概 十八丁  草庵大概 二十一丁
器物大概 二十三丁  交会大概 二十六丁
千家系図 二十八丁  風炉五徳 附灰」

[参考]
同盟書賈蔵(どうめいしょこぞう)
賈(こ)は「良賈深蔵」(りょうこしんぞう)からか?出典は史記の老子伝にみられ、
 「吾聞之、良賈深蔵若虚、君子盛徳、容貌若愚」良賈は深く蔵して虚しきが若し(優れた商人は、品物を店頭には飾っておかないで、奥深く仕舞っておき、見掛けは手持ちがないように見せる)転じて、賢者は学徳や才能を隠して、妄(みだ)りに表さないこと。

驗效(げんこう)は効能の意味。


画像は以下のサイトにあります。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00422/index.html