日本茶道塾 ブログ

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新年の茶碗で一服

2009年12月31日 | 茶の話
新年の茶碗、焼成いたしました。

四睡図
豊干、寒山、拾得と虎

中国唐代の豊干禅師は天台宗の大本山、国清寺に住し、その高い境地に猛獣の虎さえもなついた、と言われています。

寒山詩で有名な寒山と拾得もこの豊干禅師が見込み、国清寺に住まわせました。

合わせて「三聖」と呼ばれており、豊干を釈迦、寒山を文殊、拾得を普賢の化身に見立てる者もいます。

このような逸話が残されています。

ある僧が豊干を尊崇し、他にも会うに足る人物がいるかと聞くと、豊干は「寒山と拾得」と答えます。

行ってみると、拾得は皿洗い、寒山はその皿についた残飯をもらって、ようやくしのいでいる者でしかなく、二人とも立派な衣どころかボロボロの着物を身にまとっている。。。

しかし、あの豊干が言うのだから、よほど偉いのだろうと思い、僧がうやうやしく一礼すると、

大笑いし、「豊干がしゃべったな」と言って、寺から去っていってしまったという。

正月釜はこちらで一服どうぞ。


茶室をつくるプロジェクト(文化庁、県文化政策室共催)

2009年12月22日 | お知らせ
文化庁の地域文化活性化プロジェクトとして、

茶室を皆でつくる~それを通じて茶文化を体感していただく~という企画がございます。(日本茶道塾主催。文化庁、静岡県文化政策室共催)

先日は、静岡大学の授業にて、「茶室を考える」という形で白雲塾長が講義され、参加の学生約150名が、茶室の歴史的背景を茶道の精神と合わせて学び、その後、一人一人の茶室をいろいろな思いと共に創造し、描いてくださいました。

また、プロジェクトにご参加いただいております皆様との第一回目の会合の様子や活動については、

掛川市のSNS(ソーシャルネットワークサイト)にコミュニティ(掲示板)を立ち上げていただきましたので、ご興味ある方は、ぜひこちらからご覧いただき、ご参加ください。



http://e-jan.kakegawa-net.jp/modules/topic/topic_view.phtml?id=295526&grpcd=144870

(静岡新聞記事も紹介)

会合に出席された方からは、茶室や茶道に関して、目からうろこが落ちるような発見、そして、茶道に縁がない方も、このプロジェクトを通じて、茶道を身近にかつ深く楽しめる心ができたと喜んでくださっております。

地元の茶文化を茶の湯を通じて見つめ直すに大変すばらしい機会と存じますので、ぜひご参加ください。

①プレイベントとして、自作の菓子器を造る会を開催!

2月14日(土)バレンタインデー作陶会です!

時間 10時~12時
場所 掛川市竹の丸

親子参加歓迎:参加費1名1500円のところ、親子参加に限り親子2名で1500円。(*子供は大学生以下)

*朝日新聞1月5日号に紹介予定。
定員になり次第締め切り。

<申し込み>茶道塾まで→メールでお申し込みください。

②富士山静岡空港プレ展示
2/27-3/7

最終日3月7日午後2時~
韓国茶礼、中国茶芸、日本茶の融合茶席や講演会予定。

③お披露目茶会

3月14日ホワイトデーに、お披露目茶会をさせていただきますので、こちらも楽しみにしていてください。

銀座 正月釜

2009年12月03日 | 常釜
銀座 古う庵の節句釜ご案内です。

正月3日 大福茶と一献。

口切りした茶壺の茶を振る舞いますので、楽しみにいらしてください。

恒例の干支の汲みだし楽茶碗もお土産に差し上げます。

新年もどうぞよろしく願います。

→節句釜のホームページに後ほど詳細をご案内申し上げますので、ご確認の上、お申し込みください。

(なお、本年度納会は満席となりましので、ご参加受付を締切させていただきました)


お茶をされていない方でも、会員以外の方でもどなたでも節句釜はご参加いただけますので、どうぞ。