今年最初の宮島講座では 船附さんが執筆されているGrandeという雑誌から 神の島「宮島」の年迎えについてお話しいただきました。
昔は宮島の商店街の店の前には鳥居の門松がずらりと並んでいたそうです。
現在鳥居型の門松を作っているのは老舗の宿「岩惣」一軒のみ。
もともと 宮島の門松は鳥居の形で両側の笹は二階まで届くほど高く 三本の竹も高く組んで葉牡丹を生けているそうです。
鳥居の形を作り 高くするのには訳があります。
門松を鹿が食べないように先人が知恵をしぼってそういう形になったそうです。
まだまだ宮島で暮らす人のお正月が感じられる宮島に週末お出かけになってみてください。
明日は「地久祭」で抜頭という「日の出の舞い」が厳島神社では舞われます。
廿日市市役所環境産業部産業振興課産業企画係主任の須崎さんがゲストでした。
須崎さんは 商店街の活性化や創業支援、企業立地、木材利用センターの管理・運営などを担当されています。
けん玉発祥の地の廿日市の廿日市市木材利用センターでは 今でも年間2000~3000個のけん玉が3人の職人によって製造されています。
広島県産材のさくらやブナの木が製造に使われていて 販売は木材利用センター、廿日市観光協会、市役所一階のコンビニエンスストアなどです。
木材利用センターでは けん玉教室や木工教室、DIY教室などが毎月開催。また 毎年5月には木工まつりが開催されていて
玄人むけの木の競り市、宮島工業高校の生徒さんによる木製電車や木製トロッコの試乗、木工キットの組み立て教室が人気を集めています。
須崎さんは 今後も新しいことに積極的にチャレンジし 前に進むことで 小さなイノベーションを生み出していきたいとのこと。
地域のために働き しっかりと成果をだす職員になりたいと夢を語っていただきました。