英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

見えちゃいけないもの(1)

2011-06-15 | 日記



幼い頃からどういうわけか、見えちゃいけないものが見える時があるようだ。

それは色々あって、私の中では、恐ろしい体験でも超常現象でもない、日常の一環なのだけれど、どうも、他の人達からはちょっと違っているらしい。

夫も最初は全く信じていなかったけれど、この頃は、「そんなこともあるのかな?」程度には信じ始めているようだ。
だって、夫のことで見えちゃうことが色々あるんだもん。

かわいそうにね~ wwww

                  


覚えている最初の経験は幼稚園の頃のことだ。

そのころ、四条通りにはまだ市電が走っていた。

市電の駅は、通りの真ん中にある石造りのプラットフォームで、もちろんその両側を車がびゅんびゅん走っている。
柵も何も無い、ただの平たい石の段だった。


おそらく4つくらいの時だったと思う。
母と一緒に大丸の前で電車を降りた。

プラットフォームから歩道に渡るには、車が来ていないかちゃんと確かめなければならない。
信号も何も、もちろんないから、飛び出したら轢かれてしまう。

それはなんども言い聞かせられていた。


ところがその日

プラットフォームに立っている私の左前を、すっと黒い影が渡って行ったのだ。

黒いコートに黒っぽいズボン、全身黒尽くめの男の人の人影だった。

私はそれにつられて、ふらっとプラットフォームを降りてしまった。

突然後ろから母の叫び声が聞こえた。

「◯◯ちゃん!!!!!」

え?っと思った瞬間、左の腰に何かがコンとぶつかった。

タクシーだった。


急ブレーキを踏んだタクシーが、私の腰をかすって止まったのだ。

タクシーの運転手さんも、それは驚かれたことだろう。


幸い怪我もなかったが、母から歩道上で延々と叱られた。

だって、前に男の人が渡らはったし。
大丈夫やと思ったし。

けれど母は、そんな男の人はいなかったという。

あれは、誰だったのかな?

今でも鮮明に覚えているのだけれど。


こんな話はいっぱいあるのだけれど、シリーズ化して毎日書くのもしんどい話だな。

また気が向いたら、続きを書こうっと。



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コメント (2)
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