雨の日に惚ける。

火曜日、直前キャンセルが続いて、授業が１コマだけになった。
ヒマになったぞ。
外は雨だ。

とりあえず、姑の朝のお世話をして、家に戻る。
ぼんやりとソファに座って何をしようかと考える。

某M氏に勧められた、スティーブンキングのOn Writing、それに、クーンツのコールドファイアと本谷有希子の異類婚姻譚を代わり番こにチラチラと見るのだが、どうも興が乗らない。
そうこうしているうちに、ウトウトと寝てしまった。

はっと気づくと、もう11時前だ。
そうだ、銀行やらなにやら、細かな用事があったからそれをやっつけてしまおう。


車に乗ろうとして、思い出した。
ナビの使い方がわからなかったんだ。
ちょうどいい、時間があるから、説明書を読みましょう。

説明書を見ながらあれこれやってると、あっという間に小１時間経ってしまう。


銀行の用事を済ませて、本屋に入る。

さて！ゆっくり本を見るぞ！

うちには、積ん読状態の本があるのにね、というか、さっき読みかけた３冊の本はどうするんだろう、などという思いは、つゆほども頭にない。ww


で、「羊と鋼の森」（本屋大賞を取る前から気になっていたのだ。）を手に取ったところで、携帯が鳴った。
さきほど用事を済ませた銀行からだ。

手続きの書類に不備があったから、関係書類を持ってもう一度来て欲しいとのこと。
でも、その書類って、今日は持ってきていないんですけど・・・？

けれど、書類を受理してしまっているから、今日中になんとかしないと、手続き上まずいんです、と相手方は言う。

少々ムッとしたけれど、仕方なく、家にとって返す。


銀行に戻ると、さっき担当した、窓口の女の子が出てきて、泣きそうな顔でなんども謝る。
腕が微かに震えている。

いいの、いいのよ、と、思わずその子の肩をトントンとした。

まだ新人さんなのね。
これからもっと色々あるだろうな。
がんばれ〜♪


ということで、かなりの時間を費やして、家に戻ると、昼ごはんの時間なんて、とうに過ぎている。

鶏肉と白菜のスープに麺を投入して、即席昼ごはんの完成だ。


で、お昼を食べて、またまたソファーで、上記の３冊を手に取るけれど、やっぱりなんだか気分が乗らない。


ぼーーーーーーーんやりしていると、夜になった。


１コマだけの授業を終えて、考える。



今日、なにしたっけ？

「ぼんやり雨音を聞いていました。おほほ」


なーーーーんちゃって！！！
ずっと惚けていたくせに！！笑