仕事に向かういつもの石畳の道で、ひさしぶりに『枇杷の琥珀姫』こと『玄米姫のげんちゃん』に出会う。
『げんちゃん♪』と声をかけると、ぱたんぱたんと尻尾をふって、ちょっと嬉しそうだったのに、手を差し出すと、臭いを嗅ぐなり、悲しげにそっぽを向いてしまった。
ごめんね〜
ネコの匂いがした?
それとも、何かおやつを持ってるかも、って思っちゃった?

午前の仕事を終えて、一旦家に戻る。
あれ?
栗吉がリビングにも私の部屋にもいないぞ?
栗吉は、家出事件以来、リビングと自室以外には出られないようにしているのに!
窓はすべてしまっているし、ドアも開いた形跡はない。
だから、どこかにいるはずなのだけれど、分からない。
家出した栗吉を50日間探し続けた、あの恐ろしい思い出が蘇る。
声が裏返るほど叫ぶ。
(ご近所の方々、申し訳ありません。)
くりやーーーー!!!
くーたーーーん!!!
胸が締め付けられる。
どれほどのトラウマなんだか。涙
すると、自室のカーテンが、ちらっと動いた、気がした。
カーテンの隙間にいるの?
あんなデブなのに、そんなところに入れたろうか??
ザザッッとカーテンを開くと、いたのである、そこに、なんともいえない顔をした、猫が。涙

むりやり引っ張り出して、抱きしめる。
不満そうに、グウと鳴く猫。
今は、いつも通りに、私の目の前に陣取って、何を考えているのやら。
うふふ♪ あはは♪

『げんちゃん♪』と声をかけると、ぱたんぱたんと尻尾をふって、ちょっと嬉しそうだったのに、手を差し出すと、臭いを嗅ぐなり、悲しげにそっぽを向いてしまった。
ごめんね〜
ネコの匂いがした?
それとも、何かおやつを持ってるかも、って思っちゃった?

午前の仕事を終えて、一旦家に戻る。
あれ?
栗吉がリビングにも私の部屋にもいないぞ?
栗吉は、家出事件以来、リビングと自室以外には出られないようにしているのに!
窓はすべてしまっているし、ドアも開いた形跡はない。
だから、どこかにいるはずなのだけれど、分からない。
家出した栗吉を50日間探し続けた、あの恐ろしい思い出が蘇る。
声が裏返るほど叫ぶ。
(ご近所の方々、申し訳ありません。)
くりやーーーー!!!
くーたーーーん!!!
胸が締め付けられる。
どれほどのトラウマなんだか。涙
すると、自室のカーテンが、ちらっと動いた、気がした。
カーテンの隙間にいるの?
あんなデブなのに、そんなところに入れたろうか??
ザザッッとカーテンを開くと、いたのである、そこに、なんともいえない顔をした、猫が。涙

むりやり引っ張り出して、抱きしめる。
不満そうに、グウと鳴く猫。
今は、いつも通りに、私の目の前に陣取って、何を考えているのやら。
うふふ♪ あはは♪
