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外国映画主要作品公開史 * 1946年公開

2015-02-04 03:42:29 | 外国映画公開史

1946年にはこんな映画が公開されました。
   なお、タイトルの前の記号 (☆、◎、○、□、△) はあくまでも個人的な評価で、※は未見です。
   監督名の後の★は映画評論家・飯島正先生が選んだベスト作品です。


◎運命の饗宴 Tales of Manhattan (1942年 米) 監督…ジュリアン・デュヴィヴェ ★
  出演…シャルル・ボワイエ、エドワード・・ロビンソン、リタ・ヘイワース、ジンジャー・ロジャース
○我が道を往く Going My Way (1946年 米) 監督…レオ・マッケリー ★
  出演…ビング・クロスビー、リーゼ・スティーヴンス、バリー・フィツジェラルド、フランク・マクヒュー
○疑惑の影 Shadow of a Doubt (1942年 米) 監督…アルフレッド・ヒッチコック ★
  出演…テレサ・ライト、ジョセフ・コットン、マクドナルド・ケリー、ヘンリー・トラヴァース
○南部の人 The Southerner (1945年 米) 監督…ジャン・ルノワール ★
  出演…ザカリー・スコット、ベティ・フィールド、J・キャロル・ナイシュ
□うたかたの恋 Mayering (1936年 仏) 監督…アナトール・リトヴァク
  出演…シャルル・ボワイエ、ダニエル・ダリュー、ジャン・ドビュクール、ベルジュロン
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□王国の鍵 The Keys of the Kingdom (1944年 米) 監督…ジョン・M・スタール
  出演…グレゴリー・ペック、トーマス・ミッチェル、ヴインセント・プライス、セドリック・ハードウィック
□肉体と幻想 Flesh and Fantasy (1943年 米) 監督…ジュリアン・デュヴィヴィエ
  出演…シャルル・ボワイエ、バーバラ・スタンウィック、エドワード・G・ロビンソン、ベティ・フィールド
□キュリー夫人 Madame Curie (1943年 米) 監督…マーヴィン・ルロイ
  出演…グリア・ガースン、ウオルター・ビジョン、ロバート・ウォーカー、C・オープリー・スミス
□カサブランカ Casablanca (1942年 米) 監督…マイケル・カーティス
  出演…ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ
□悪魔の金 All That Money Can Buy (米) 監督…ウィリアム・ディターレ
  出演…エドワード・アーノルド、ウォルター・ヒューストン、シモーヌ・シモン、アン・シャーリー
□天使 Angel (1937年 米) 監督…エルンスト・ルビッチ
  出演…マレーネ・ディートリッヒ、ハーバート・マーシャル、メルヴイン・ダグラス
□恋の十日間 I'll Be Seeing You (1944年 米) 監督…ウィリアム・ディターレ
  出演…ジンジャー・ロジャース、ジョセフ・コットン、シャーリー・テンプル
※エイブリンカーン Abe Lincoln in Illinois (1940年 米) 監督…ジョン・クロムウェル
  出演…レイモンド・マッセイ、ジーン・ロックハート、メアリー・ハワード、ルース・ゴードン
※ラインの監視 Watch on the Rhine (1943年 米) 監督…ハーマン・シュムリン
  出演…ベテイ・ディヴィス、ポール・ルーカス、ジェラルディン・フィッツジェラルド、ルーシー・ロトスン
※淑女と拳骨 No Time for Love (1943年 米) 監督…ミッチェル・ライゼン
  出演…クローデット・コルベール、フレッド・マクマレイ、イルカ・チェイス、リチャード・ヘイドン
※幽霊紐育を歩く Here Comes Mr. Jordan (1941年 米) 監督…アレキサンダー・ホール ★
  出演…ロバート・モンゴメリー、イヴリン・キース、クロード・レインズ、リタ・ジョンソン

▼参考資料・キネマ旬報1946年ベストテン
①我が道を往く…レオ・マッケリー
②運命の饗宴…ジュリアン・デュヴィヴェ
③疑惑の影…アルフレッド・ヒッチコック
④エイブリンカーン…ジョン・クロムウェル
⑤南部の人…ジャン・ルノワール
⑥キュリー夫人…マーヴィン・ルロイ
⑦王国の鍵…ジョン・M・スタール
⑧カサブランカ…マイケル・カーティス
⑨肉体と幻想…ジュリアン・デュヴィヴェ
⑩幽霊紐育を歩く…アレキサンダー・ホール
⑩悪魔の金…ウィリアム・ディターレ
⑫ラインの監視…ハーマン・シュムリン
⑬淑女と拳骨…ミッチェル・ライゼン
⑭恋の十日間…ウィリアム・ディターレ
⑭天使…エルンスト・ルビッチ

1946年は終戦の翌年で、やっと外国映画の輸入が認められるようになりました。
(というよりも、進駐軍の兵士のための娯楽が目的だったといった方がいいのかもしれません)
ただ、公開作品の本数も少なかったためか各評論家がベスト5を選出しておりました。