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外国映画主要作品日本公開史 * 1952年公開 (その2)

2015-02-17 10:30:32 | 外国映画公開史

外国映画主要作品日本公開史 * 1952年公開 (その2)

▼参考資料・キネマ旬報1952年ベストテン
①殺人狂時代…チャールズ・チャップリン
②第三の男…キャロル・リード
③天井桟敷の人々…マルセル・カルネ
④河…ジャン・ルノワール
⑤ミラノの奇蹟…ヴィットリオ・デ・シーカ
⑥令嬢ジュリー…アルフ・シューベルイ
⑦セールスマンの死…ラズロ・ベネディク
⑧肉体の悪魔…クロード・オータン・ララ
⑨巴里の空の下セーヌは流れる…ジュリアン・デュヴィヴィエ
⑩陽のあたる場所…ジョージ・スティーヴンス
⑪巴里のアメリカ人…ヴィンセント・ミネリ
⑫風と共に去りぬ…ヴィクター・フレミング
⑬ドイツ零年…ロベルト・ロセリーニ
⑬ホフマン物語…マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー
⑮欲望という名の電車…エリア・カザン
⑯愛人ジュリエット…マルセル・カルネ
⑰ベルリン物語…ロベルト・A・シュテムレ
⑱アフリカの女王…ジョン・ヒューストン
⑲リオグランデの砦…ジョン・フォード
⑳輪舞…マックス・オフュールス

映画ファンが名作・傑作と称している『風と共に去りぬ』が12位の高評価とは驚きです。
昨年からの雨後の竹の子のように増員された新委員からの支持を集めたようですが、
従前の委員のうちでこの作品に投票した委員は杉山静夫氏だけで、従前ならば完全に圏外でした。
新委員である荻昌弘氏の名誉のためにも記しておきますが荻昌弘氏は票を入れておりません。
この『風と共に去りぬ』がアカデミー賞(映画芸術科学アカデミー)作品賞なのですから芸術の名前が悲しすぎます。
この年のベストテンもわずかなハリウッド作品の他はヨーロッパ作品で埋めつくされました。


↑はマルセル・カルネ監督の『天井桟敷の人々』