外国映画主要作品日本公開史 * 1951年公開 (その2)
▼参考資料・キネマ旬報1951年ベストテン
①イヴの総て…ジョセフ・L・マンキーウィッツ
②サンセット大通り…ビリー・ワイルダー
③わが谷は緑なりき…ジョン・フォード
④オルフェ…ジャン・コクトー
⑤邪魔者は殺せ…キャロル・リード
⑥悪魔の美しさ…ルネ・クレール
⑦バンビ…デイヴィッド・D・ハンド
⑧雲の中の散歩…アレッサンドラ・ブラゼッティ
⑨チャンピオン…マーク・ロブソン
⑩黒水仙…マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー
⑪港のマリー…マルセル・カルネ
⑪白昼の決闘…キング・ヴィダー
⑬陽気な幽霊…デヴィッド・リーン
⑭四重奏…ラルフ・トーマス、アーサー・クラブトリー、ケン・アナキン、ハロルド・フレンチ
⑮レベッカ…アルフレッド・ヒッチコック
⑯われら自身のもの…デヴィッド・ミラー
⑰アニーよ銃をとれ…ジョージ・シドニー
⑰黄色いリボン…ジョン・フォード
⑲摩天楼…キング・ヴィダー
⑳絶壁の彼方に…シドニー・ギリアット
この年からキネマ旬報の選考委員が昨年までの15名から41名に大幅な増員となりました。
増員となった選考委員の中には荻昌弘氏の名前がありますが、その他の委員は殆どが
当時は名前の知られていない評論家(?)で、その結果キネマ旬報ベストテンの価値も大きく
変動 (失墜?) することになりました。
もし、前年の選考委員(淀川長治氏はお休み)だけで投票したならば、
7位港のマリー、8位黄色いリボン、10位四重奏がベストテン入りで、
また、ベストテン入りしていた黒水仙は16位、バンビとチャンピオンは完全に圏外でした。
↑はジャン・コクトー監督の『オルフェ』