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旅の友・ポップス編 (351) 『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』

2018-02-13 13:09:02 | 旅の友・ポップス編

『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』 サウンド・トラック (キム・ノヴァック)
”My Funny Valentine”  Kim Novak 【YOUTUBEより】


この曲はリチャード・ロジャース作曲、ロレンツ・ハート作詞によって1937年のミュージカル『ベイブス・イン・アームズ』
(Babes in arms) のために書下ろされたもので1939年には同じタイトルで映画化されています。
また、1957年にはジョージ・シドニー監督のアメリカ映画『夜の豹』の主題歌として劇中でキム・ノヴァックが唄っており
吹き替えはジョー・アン・グリーアまたはトゥルーディ・アーウィンともいわれていますが映画のクレジットに記載がないので
確定することができません。
タイトルの”My Funny Valentine”は「私の滑稽なヴァレンタイン」ということで、ヴァレンタインとはミュージカルの劇中の
男性の名前なのですが、この場合は広い意味での恋人のことを指しています。
歌詞では、始めは「不格好で頭が悪い」と言いながら、あなたは私のお気に入りの芸術作品、いまのままでずっといて、
あなたがいてくれれば毎日がヴァレンタイン・デーなの、と熱い愛を語っています。
愛していれば格好なんかい問わないというのだから、容姿に自信のないに平凡な人間にとってはとても勇気づけられます。

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