『コメ・プリマ』 トニー・ダララ
”Come Prima” Tony Dallara 【YOUTUBEより】
1958年にヴィンチェンツォ・ディ・パオラが作曲、マリオ・パンゼリとサンドロ・タッカーニが共同で作詞したカンツォーネで
新人トニー・ダララによって歌われて同年のフェスティヴァル・バールでの優勝曲です。
”Come Prima”とは、「初めのように」という音楽用語でもあり、歌詞の内容も別れた恋人と再会して出会った頃のように
甘く優しくあなたを愛するというものです。
トニー・ダララは1960年のサンレモ音楽祭で『ロマンティカ』で優勝していますが、日本では『ラ・ノヴィア』の方が有名
かもしれません。
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また、歌詞の中にある”dolcemente”「ドチャメンテ」(正しくはドルチェメンテ)という言葉がとても印象的でした。
本来はこれまた「やさしく・甘く・柔らかく」という音楽用語でもあるのですが、NHKの人形劇『ひょっこりひょうたん島』で
藤村有弘のドン・ガバチョが言っていた「ドチャメンテ・コチャメンテ」という訳の分からないイタリア語が思い出されます。