【誕生日】
☆シャルル・ヴァネル Charles Vanel (1892.8.21~1989.4.15)
独特の風貌で主役を喰うほどの光彩を放ったフランス映画界の名傍役です。
ブルターニュ地方のレンヌに生まれ、12歳の時にパリに移り住みました。子供の頃から話術が達者であったことから役者を
志し、アントワーヌ座やジムナーズ座などの舞台に立つようになり、1908年頃から映画にも出演するようになりました。
1910~20年代に数多くのサイレント映画で苦いキャラクターの役割で成功し、特に1919年のロベール・ブードリオ監督の
佳作 "L'atre" (いろり)で注目されました。
トーキー時代に入ってからはデュヴィヴィエ、フェデー、カルネなどの一流監督の作品に出演、むっつりした風貌から人生の
深味を表現して主役を喰うほどの光彩を放ちました。特に1953年のアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の『恐怖の報酬』
において徐々に内面のもろさをさらけ出すトラック助手を演じて脚光を浴びました。
【主要出演作品】
1933年『外人部隊』Le Grand Jeu
1933年『レ・ミゼラブル』 Les Miserables
1935年『最後の戦闘機』L'equipage
1935年『南方飛行』Courrier Sud
1936年『我等の仲間』La Belle Eqoipe
1936年『ジェニイの家』Jenny
1937年『背信』Abus De Confiance
1947年『濁流』Mort En Traude
1948年『無法者の掟』Il Nome Della Legge
1953年『恐怖の報酬』 La Salaire De La Peur
1953年『埋れた青春』 L'affaire Maurizus
1955年『悪魔のような女』 Les Diableiques
1955年『泥棒成金』To Catch A Tfief
1957年『火薬に火』 Le Feu Aux Poudres
1960年『真実』La Verite
1963年『皆殺しのシンフォニー』Symphonie Pour Un Massacre
【ご命日】
★ナンニ・ロイ Nanni Loy (1925.10.23~1995.8.21)
ローマの映画実践センターの出身でネオ・リアリズムの後継者と期待されたイタリアの映画監督。
主な監督作品として『祖国は誰のものぞ』『狼どもの報酬』『シシリー要塞異常なし』などがある。