港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『8月29日』その1

2019-08-28 21:05:27 | 明日は誰の日

【誕生日】【ご命日】


☆★イングリッド・バーグマン  Ingrid Bergman (1915.8.29~1982.8.29)



スエーデン、イタリア、ハリウッドなどで活躍し、波乱万丈の俳優生涯を送ったスエーデン生まれの女優です。
スエーデンのストックホルムに生まれ、早々と両親と叔母を失い伯父の家で思春期を過ごしました。内気な性格を朗読で克服、
ストックホルムの王立演技学校で演技を学び、1934年に『ムンクブローの伯爵』で映画デビュー。1939年にハリウッドの
プロデューサーのセルズニックに認められて渡米し、1942年の『カサブランカ』で一躍トップスターの座を射止めました。
その後、『ガス燈』や『汚名』などでさらなる人気を博したのですが、セルズニックと袂を分かち、1950年にすべてを捨てて
イタリアに渡り、ロベルト・ロッセリーニ監督の『ストロンボリ』に出演しましたが、ロッセリーニとの不倫報道が流れて
事実上ハリウッドから追放を受けました。イタリアではロッセリーニ監督の作品に出演していましたが蜜月は長く続かずに
破局したうえ破産状態となりました。そんな彼女に救いの手を伸べたのがフランスのジャン・ルノワール監督で、1956年の
『恋多き女』で再スタートが転機となり、20世紀フォックス社がハリウッドに呼び戻して同年に『追想』の主役に抜擢し
ハリウッドで復活を果たしました。少しのブランクはあったものの1961年の『さよならをもう一度』などで人生の年輪を
感じさせる役柄で活躍を続けていましたが、くしくも1982年の誕生日当日にガンによってこの世を去ってしまいました。

【主要出演作品】
1934年『ムンクブローの伯爵』Munkbrogreven

1936年『間奏曲』Intermezzo
1939年『一夜かぎり』En Enda Natt

1941年『ジキル博士とハイド氏』Dr. Jekyll And Mr. Hyde
1942年『カサブランカ』Casablanca

1943年『誰が為に鐘は鳴る』For Whom The Bell Tolls

1944年『ガス燈』Gaslight

1944年『サラトガ本線』Saratoga Trunk
1945年『聖メリーの鐘』The Bells Of St. Mary's

1945年『白い恐怖』Spellbound

1946年『汚名』Notorious

1948年『ジャンヌ・ダーク』Joan Of Arc

1948年『凱旋門』Arch Of Triumph
1950年『ストロンボリ』Stromboli

1952年『ヨーロッパ一九五一年』Europa '51

1953年『われら女性』Siamo Donne
1953年『イタリア旅行』Viaggio In Italia

1954年『不安』La Paura
1956年『恋多き女』Elena Et Les Hommes

1956年『追想』Anastasia

1961年『さよならをもう一度』Goodbye Again

1964年『黄色いロールス・ロイス』The Yellow Rolls-Royce

1964年『訪れ』The Visit
1969年『サボテンの花』Cactus Flower


『8月29日』その2

2019-08-28 18:02:28 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆アルマンド・ポンティエル Armando Pontier (1917.8.29~1983.12.25)



エンリケ・フランチーニの盟友としてタンゴ界に君臨したアルゼンチンのバンドネオン奏者、楽団指揮者です。
ブエノスアイレス州のサーラテに生まれ、5歳の頃から音楽の勉強を始め、ファン・エンルトから手ほどきを受けました。
その門でエンリケ・フランチーニと出会い、二人は意気投合してブエノスアイレスにおもむきました。そこで二人の技量が
ミゲル・カロに認められて彼のオルケスタに参加し、ミゲル・カロ楽団の黄金期を支えました。1945年に二人は同楽団から
独立してフランチーニ=ポンティエル楽団を結成、躍動的で華麗なスタイルによりRCAヴィクトルの大看板として多くの
快演をのこしました。しかし、10年後の1955年に惜しまれつつ解散、以後は自己のオルケスタを新規結成してコロンビアや
フォノグラムなどで大いに活躍しました。
しかし、1983年12月25日の正午、家族とクリスマスイヴを祝った数時間後に健康上の問題のためピストル自殺を図って
この世を去っています。

↓はアルマンド・ポンティエル楽団の『デレーチョ・ビエフォ』 【YOUTUBEより】


↓はアルマンド・ポンティエル楽団の『ラ・クンパルシータ』 【YOUTUBEより】


↓はアルマンド・ポンティエル楽団の『大きな人形』 【YOUTUBEより】


↓はフランチーニ=ポンティエル楽団の『タンゲーラ』 【YOUTUBEより】


↓はフランチーニ=ポンティエル楽団の『インスピラシオン』 【YOUTUBEより】



☆リチャード・アッテンボロー Richard Attenborough (1923.8.29~201.8..24)



イギリスの舞台出身で、映画プロデューサー、映画監督としても手腕を発揮した映画俳優です。
スタンレー大学の教授の子息としてイングランドのケンブリッジに生まれました。レスターのウイジェストン中等学校卒業後、
1941年に奨学金を受けて王立演劇学校に入り翌年にロンドンの舞台でデビューを果たしました。
第二次世界大戦では空軍の映画班に所属し、除隊後の1946年には映画『天国への階段』に出演して認められるようになり、
その後は『大脱走』や『砲艦サンパブロ』などの傍役に徹していましたが、1969年に『素晴らしき戦争』で監督としても
その手腕を発揮しています。

【主要出演作品】
1946年『天国への階段』A Matter of Life and Death
1950年『暁の出航』Morning Departure
1960年『紳士同盟』The League of Gentlemen

1963年『大脱走』The Great Escape

1964年『バタシの鬼軍曹』Guns at Batasi
1965年『飛べ!フェニックス』The Flight of the Phoenix

1966年『砲艦サンパブロ』The Sand Pebbles
1967年『ドリトル先生不思議な旅』Doctor Dolittle
1969年『素晴らしき戦争』Oh! What A Lovely War (監督のみ)



【ご命日】

★ララ・アンデルセン Lale Andersen (1905.3.23~1972.8.29)



第二次世界大戦中、敵と味方の双方で歌われた「リリー・マルレーン」のヒットで知られるドイツ人歌手。


★リー・マーヴィン Lee Marvin (1924.2.19~1987.8.29)



悪役をやらせたら天下一品で、強烈な個性を持つアメリカの俳優。
主な出演作品として『リバティ・バランスを射った男』『ドノバン珊瑚礁』『キャット・バルー』などがある。