【誕生日】【ご命日】
☆★イングリッド・バーグマン Ingrid Bergman (1915.8.29~1982.8.29)
スエーデン、イタリア、ハリウッドなどで活躍し、波乱万丈の俳優生涯を送ったスエーデン生まれの女優です。
スエーデンのストックホルムに生まれ、早々と両親と叔母を失い伯父の家で思春期を過ごしました。内気な性格を朗読で克服、
ストックホルムの王立演技学校で演技を学び、1934年に『ムンクブローの伯爵』で映画デビュー。1939年にハリウッドの
プロデューサーのセルズニックに認められて渡米し、1942年の『カサブランカ』で一躍トップスターの座を射止めました。
その後、『ガス燈』や『汚名』などでさらなる人気を博したのですが、セルズニックと袂を分かち、1950年にすべてを捨てて
イタリアに渡り、ロベルト・ロッセリーニ監督の『ストロンボリ』に出演しましたが、ロッセリーニとの不倫報道が流れて
事実上ハリウッドから追放を受けました。イタリアではロッセリーニ監督の作品に出演していましたが蜜月は長く続かずに
破局したうえ破産状態となりました。そんな彼女に救いの手を伸べたのがフランスのジャン・ルノワール監督で、1956年の
『恋多き女』で再スタートが転機となり、20世紀フォックス社がハリウッドに呼び戻して同年に『追想』の主役に抜擢し
ハリウッドで復活を果たしました。少しのブランクはあったものの1961年の『さよならをもう一度』などで人生の年輪を
感じさせる役柄で活躍を続けていましたが、くしくも1982年の誕生日当日にガンによってこの世を去ってしまいました。
【主要出演作品】
1934年『ムンクブローの伯爵』Munkbrogreven
1936年『間奏曲』Intermezzo
1939年『一夜かぎり』En Enda Natt
1941年『ジキル博士とハイド氏』Dr. Jekyll And Mr. Hyde
1942年『カサブランカ』Casablanca
1943年『誰が為に鐘は鳴る』For Whom The Bell Tolls
1944年『ガス燈』Gaslight
1944年『サラトガ本線』Saratoga Trunk
1945年『聖メリーの鐘』The Bells Of St. Mary's
1945年『白い恐怖』Spellbound
1946年『汚名』Notorious
1948年『ジャンヌ・ダーク』Joan Of Arc
1948年『凱旋門』Arch Of Triumph
1950年『ストロンボリ』Stromboli
1952年『ヨーロッパ一九五一年』Europa '51
1953年『われら女性』Siamo Donne
1953年『イタリア旅行』Viaggio In Italia
1954年『不安』La Paura
1956年『恋多き女』Elena Et Les Hommes
1956年『追想』Anastasia
1961年『さよならをもう一度』Goodbye Again
1964年『黄色いロールス・ロイス』The Yellow Rolls-Royce
1964年『訪れ』The Visit
1969年『サボテンの花』Cactus Flower