5時半から知床半島のクルーズに参加しました。
前半は知床半島の荒々しい風景や滝、終盤のルシャ湾付近ではヒグマが見られるというのが謳い文句です。
ウトロ港を出発し暫く進むと知床半島の荒々しい断崖が目に飛び込んできます。
海上から見ると半島はほぼ全て急峻な崖になっており、穏やかな浜辺は目につく限りありません。
時々岩の割れ目や滝があり、カモメが巣を作っている場所もあります。カモメはオオセグロカモメとウミネコが多いそうです。他にはウミウやある場所では目の周辺の白と赤い足が目印のケイマフリも見られます。
ケイマフリは初めてみましたが、北海道以外では青森県尻屋崎などで繁殖していますが、近年数が激減しており絶滅危惧種に指定されています。
断崖をよく見ると大きな柱状節理がいたるところに見られます。また場所によっては岩が硫黄で変色している箇所も見られます。いずれも知床半島が火山と深い関係があるのが見て取れます。
ヒグマの遭遇確率の高いというルシャ湾付近に移動すると、崖の上にヒグマがいました。さらに近くの岩にはオジロワシがいて、見ていると魚をあっという間に捕まえました。このときはヒグマとオジロワシを交互に撮っていたので大変忙しかったです。ヒグマは船が移動すると他の場所にもいました。
船のUターン地点ではヒグマと共存していることで有名な漁師の19号番屋が見えてきました。このときは人影は見ませんでしたが、さほど離れていない場所にヒグマが一頭いました。
港への帰路には船長が何かを発見し船を操作したのですが、程なくしてイルカの背びれが見えました。聞くとイシイルカだそうです。背びれが一瞬見えただけなので残念ながら写真には撮れませんでしたが。
約2時間のクルーズで5500円でしたが、満足感の高いクルーズでした。