水飲み奨励

　今日、妻の叔父さんが大阪・住之江区の友愛会総合病院に入院をしているので見舞いに行った。友愛会総合病院と言えばミュージシャンの桑名正博さんが入院して最期を迎えた病院である。
　73歳の叔父さんは気分転換と健康維持の為にと、猛暑が続く夏の昼によく散歩に出かけていたので、奥さんは常に「水を飲むように」と言っていたが「汗を沢山かいて風呂で汗を流してから冷たいビールを飲むのが楽しみ」と、かたくなに水を飲まなかったとか。
　1週間ほど前の散歩の途中、スーパーのトイレに立ち寄った時に倒れたそうだ。原因は水分不足で血液がドロドロになり脳梗塞になったとか。
　トイレは大便用の個室だったので発見が遅く、救急車で運ばれて直ぐにICUで治療を受けたが、その日以来ずっと昏睡状態が続いている。
　叔父の奥さんは「もっとキツく水を飲むように言えばよかった」と悔やむと共に、見舞いに来た私達に水をしっかり飲むように奨励していた。

　ただ、マラソンなど激しい運動する人には真水ではなくナトリウムの入ったスポーツ飲料等が適している。真水ばかりでは水毒症になる事がある。
　※水毒症とは低ナトリウム血症と同じ様な現象で、冷え・めまい・頭痛・アトピー・鼻炎・喘息・疲労感・頭重感・むくみ等で、ひどい場合は痙攣(ケイレン)や昏睡状態、人格変化、錯乱状態等の重い症状になり過去に死に至ったケースもある。