トラベルナースとは、日本ではまだ浸透していないがアメリカでは25年以上もの実績があり、卓越した技術と対人スキルを持ち合わせ、期間契約で病院を転々として働く看護師の事。
中井貴一演じるベテラントラベルナースの九鬼静と、岡田将生演じるアメリカ仕込みのナース・プラクティショナー(医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などが出来るナース)の那須田歩の最強コンビが、西東京総合病院を舞台に患者の心を治したり、命の現場を改革する医療ヒューマンドラマ。
この作品の面白さは、登場人物の掛け合いで、クスッと笑えるものから大爆笑ものまで散りばめられていて、特に静と歩の掛け合いが一級品だ。
医療ドラマの感動ストーリーや、病院の医師とナースの確執という黒い部分も、その笑いが良いツナギになっていて泣ける部分はさらに深みを増し、しかし笑いで悲しみを引きずる事もなく、黒い部分は黒くなり過ぎない。
深刻な問題が最後はハッピーに解決された事、時事問題がいい感じで盛り込まれていた事や、取り巻くナースにもスポットが当てられて自然にチームワークが感じられる描写が多かったのも印象が良かった。
まだ続編が作れそうな最終話だったので、次回作にも期待。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm
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