親子ヒグマ ハンターが遭遇 発砲で倒れるも姿消す…山に向かい"血の跡"が 北海道白糠町
6月6日朝、北海道白糠町で、3頭の親子グマと遭遇したハンターが、母グマを撃ちましたが、現場から立ち去り、手負いとなったため、警察や役場が警戒を呼び掛けています。
記者:「男性ハンターは、あちらの山の方で、親子グマと遭遇しました。そして、親グマに対して一発、発砲したということです」
6日午前6時50分ごろ、白糠町上茶路の山林で、エゾシカの有害駆除をしていた63歳の男性ハンターが、3頭の親子グマと遭遇しました。母グマは体長約2メートル、子グマはいずれも、約1メートルほどでした。
男性は母グマが近づいて来たため、1発発砲したところ、その場に倒れました。
母グマを仕留めたと思い、捕獲のため、男性は役場と猟友会に連絡を入れ、その場を一旦離れました。しかし、ハンター仲間とともに戻りましたが、クマは姿を消していました。
記者:「手負いのヒグマは危ない? 」
ハンター:「そうですね、危ないですよ。草が伸びてきて、追いかけられる状態でない。山の方までは追いかけたけどね」
警察が、ヘリコプターで上空からクマを捜索しましたが、見つかりませんでした。現場付近には、民家が2軒あり、白糠町役場は看板を設置したほか、猟友会もパトロールしています。