岩手から流された東日本大震災の漂流船、沖縄で発見
沖縄本島南部の東方沖約15キロで、東日本大震災の津波によって岩手県陸前高田市から無人で流された漁船が28日、見つかった。中城(なかぐすく)海上保安部(沖縄県沖縄市)が発表した。6年以上漂流していたとみられ、船全体に藻が付着していたという。
発表によると、28日午前7時前、久高(くだか)島の北東8キロの海上で、長さ6メートルの転覆した船が漂流しているのを海上自衛艦が見つけた。連絡を受けた中城海上保安部がヘリコプターから機動救難士を降ろして船を調査。漁船に書かれた登録番号から、漁船が所属する岩手県陸前高田市の広田湾漁協に連絡したところ、「自分の船に間違いない」と話す所有者が見つかった。