米イエローストーン公園でM4.5 地震あいつぐ 2014年以来
きょう午前、米中部のイエローストーン国立公園周辺で、最大マグニチュード(M)4.5の地震が30回以上相次いだと米地質調査所(USGS)が明らかにした。イエローストーン地区は、北米最大の火山地帯で、M4を超える規模の地震が起きたのは、2014年以来4年ぶりだという。
地震が発生したのは日本時間16日午前9時48分(現地時間15日午後6時48分)で、震源地は国立公園があるウェスト・イエローストーンの町から北東13キロ地点。
USGSとユタ大学地震観測所によると、M4.5の揺れを含むM3以上の中規模地震が4回、M2以上が20回相次いだ。イエローストーン国立公園でこの規模の地震が観測されたのは、ノリス・ガイザー地区で2014年3月30日に起きたM4.8の地震以来。
イエローストーンは、モンタナ州、アイダホ州、ワイオミング州にまたがる9000平方キロ近い広大な国立公園で、手つかずの自然で生息するグリズリーやオオカミ、バッファローなどが見られるほか、間欠泉や温泉などの観光スポットが点在する。
最も有名なのは、地熱活動が活発なノリス・ガイザー地区やミッドウェイ地区。虹色の熱水で知られるグランド・プリズマティック・スプリングをはじめとする複数の間欠泉や熱泉から何本もの蒸気が立ち上る地熱地帯だ。