桜島の昭和火口で爆発的噴火 今後も継続の可能性
鹿児島市の桜島の昭和火口で9月29日と10月1日に、今年72、73回目となる爆発的噴火が観測された。72回目は29日午前0時55分で噴煙は2800メートル、73回目は1日午後9時35分で、噴煙は2300メートルまで上がった。噴石は昭和火口から800~1300メートルまで飛散した。
気象庁によると、噴火警戒レベル3(入山規制)を継続しているが、姶良カルデラ(鹿児島湾北部)の地下深部へのマグマの供給が継続しているため、今後も火山活動が継続する可能性があるという。南岳山頂火口及び昭和火口から1キロメートルを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う爆発的噴火が引き続き発生するおそれがあると警戒を呼びかけている。