2018年が大地震・大噴火・大津波連発の年になる証拠11連発! 東京オリンピック中止どころじゃない、もう日本はおしまいだ!
昨年の干支は60年に1度巡ってくる丁酉(ひのと・とり)で、昔からこの年には自然災害が頻発するといわれてきた。結果的には、たしかに記録的豪雨などによる水害が圧倒的に多い年となったが、幸いなことに日本で甚大な被害を引き起こす規模の地震・火山噴火は発生しなかった。では、2018年はどうだろうか? 科学的な予測や予言も含めて、2018年に災害が起きる可能性を総合的に展望してみたい。新年早々、縁起でもないといわれるかもしれないが、一年の計は元旦にあり。強固な防災意識も新たにすることが求められている。
証拠1:自転速度の現象
まず、昨年11月の記事にあるように、2018年は地球の自転速度が減速するため、M7超の地震が発生する確率は前年比3倍になりそうだと米国の科学者が予測している。反論も出ているようだが、頭に入れておいて損することは何もないだろう。
証拠2:ラニーニャ現象

ラニーニャ時の冬(上段)・夏(下段)の天候の特徴図 画像は「Wikipedia」より引用
地球規模の気象現象として、昨年12月11日から「ラニーニャ現象」が始まっている(気象庁発表)。太平洋東部の赤道付近の海域で、海水面の温度が通常よりも低くなる現象が見られるのだ。これは、同海域の海水面温度が異常に上昇する「エルニーニョ」の真逆だ。
実は、エルニーニョやラニーニャと地震には相関があるとする説があり、たとえば2010年夏~2011年春にエルニーニョが発生したが、それが終わりを迎えた2011年3月に東日本大震災が起きている。現在のラニーニャ現象は今年春頃に終わるだろうと予測されており、そのタイミングでの地震発生には注意が必要かもしれない。
証拠3:2020年に首都直下地震? 9年サイクル
次に、過去の大地震・火山噴火の発生サイクルに基づく展望を紹介しよう。考古学的な地質調査により過去の大地震の年代測定を行い、将来の地震予測を行う「地震考古学」の提唱者、産業技術総合研究所の寒川旭(さんがわ あきら)氏によると、この50年の地震発生状況は、貞観地震が起きた9世紀と酷似しているという。
869年の貞観地震(M8.5前後)は、東北地方で発生したM8超の巨大地震だが、その9年後の878年には(現代の首都直下地震にあたる)M7.4の南関東地震が、さらに9年後の887年には仁和東海・南海地震(M8~8.5)が起きていた。
そのため、現在の日本列島が同様のサイクルにあるならば、3.11の9年後となる2020年頃に首都直下地震が、2029年頃に南海トラフ地震が起きることになる。ただし、必ずしも9年サイクルが再現されるとは限らない。いずれにしても、東京オリンピックを中止せざるを得ない状況に陥る可能性は常に横たわっていると認識すべきだ。
証拠4:東京の女性が見た夢 「慶長地震がそのまま起こる」
大地震のサイクルという点では、1605年の慶長地震(M8前後)前後に起きた一連の災害シリーズにも要注意だ。
これまで夢や予感が現実になってきた東京都在住の主婦、スズ氏(仮名)が『災害の夢ブログ』で明かしたところによると、2015年8月に見た夢の中で、何者かに耳元で「噴火はもちろんのこと、大分県北部地震、慶長地震がそのままに起こる」と囁かれたという。過去の記事でも紹介しているが、(熊本や大分などすでに発生した地震を除き)慶長時代の大災害でまだ起きていないのは、中央構造線、近畿地方、南海トラフの大地震であり、それらの再来が懸念されるところだ。
また、同じく大災害の予知夢をよく見るという女性、茨城県在住の郁代氏(仮名)。過去の記事でも紹介したが、昨年3月17日の朝、郁代氏は幻聴かテレパシーのような声を耳にしたというが、その内容が「次は西日本大震災だ」というものだった。
証拠6:松原照子氏 「M9.0以上の地震が起きる」
続いて、3.11の津波やトランプ大統領の誕生を予言していた世界でも数少ない予言者(世見者)の1人である松原照子氏は、2017年6月18日のブログで「M9.0以上の地震が起きるとも思っているのです。その地が『日本である』と今は思っていませんが、チリ、スマトラ、オホーツク海、日本と、書きたくないのにかいてしまいました」(「幸福への近道」、2017年6月18日)と語っている。今年も十分に注意する必要があるだろう。
証拠7:ジョセフ・ティテル氏 「日本の北半分、山間部で大地震」
米国の著名サイキックであるジョセフ・ティテル氏は、2017年初頭に発表した世界の予言の中で、「日本の上半分(北半分)は、激しく揺れるだろう。【中略】歴史的な災害になり、多くの死者が出るだろう。通常では、地震が起きると予想されるような場所ではないところで地震が起きるかもしれない」と予言している。ティテル氏の予言の場合、数年ズレて的中することもあるため、要警戒だ。
証拠8:ジョー・マクモニーグル氏 「日本で首都直下地震と津波」
同じく米国を代表するサイキックでFBI超能力捜査官のジョー・マクモニーグル氏の予言だが、自著『未来を透視する』(ソフトバンククリエイティブ)の中で、2018年の日本が直面することになる2つの恐ろしい予言を記している。
【予言1】日本を襲う津波:2018年秋、高さ10.5m
【予言2】2018年晩夏、東京都の西40kmで震度6弱
高さ10.5mの津波といえば、東日本大震災に次ぐ大きな被害が予測される。また、過去の記事でも紹介したように、【予言2】は首都直下地震そのものであり、都心から西へ40kmということは震源が八王子市近辺になるかもしれない。
証拠9:角田史雄氏 「1月に伊豆で大きな地震」
以降は、科学的予測を紹介しよう。まず昨年末の記事で紹介したように、埼玉大学名誉教授の角田史雄氏は、今年1月ごろ伊豆半島か伊豆諸島で大地震があると予測している。
これまで数々の大地震と火山噴火を的中させてきた木村政昭・琉球大学名誉教授だが、自身のウェブサイトで公開している予測のうち、まだ起きていない災害は以下の3つがある。
・ 伊豆小笠原諸島スーパー巨大地震:2012±5年(M8.5)
・ 富士山噴火:2014±5年
・ 日向灘地震:2014±5年(M7.5)
このうち、伊豆小笠原諸島の地震は2017年で予測期間を過ぎたものの、前述の角田史雄氏による伊豆半島・伊豆諸島で大地震の予測とも重なるだけに、引き続き要注意だ。いや、むしろ3つのうち最も差し迫っていると考えた方がよいかもしれない。
証拠11:政府内閣府が長期予測を見直し
十勝沖と根室沖の地震が連動した場合の震度分布 画像は「政府 地震調査研究推進本部」より引用
政府の地震調査研究推進本部は昨年末、過去の大地震発生予測を大幅に見直した結果を発表した。それによると、まず北海道沖・千島海溝では東日本大震災に匹敵する巨大地震が「切迫している可能性が高い」という。千島海溝は3つの地域に分けて予測がなされているが、もっとも危険度が高いのは中央の根室沖で、今後30年以内にM7.8~8.5が約70%の確率で起こり、M8.8は7~40%の発生確率となる。
千島海溝沿いの超巨大地震は平均340~380年周期で発生しているが、すでに400年ほど起きていないことから「切迫している」という表現が使われたと思われる。その規模と切迫度を考え合わせると、今後は南海トラフ巨大地震同様、千島海溝に十分注意しなければならないだろう。
さて、天変地異が起きる可能性がここまで多く集約されてくると、もう2018年は“天災まみれの”年になることがほぼ確定したように思えてくる。災害の規模にもよるが、以上のうちたった一つでも現実となれば、もはや東京オリンピックどころではなくなり、1940年に次ぐ「幻の東京オリンピック」となる可能性もある。改めて防災への意識を高めたい。
ほんとなら怖い