豪州北西部に熱帯サイクロン発生 カテゴリー3の大型に発達か
オーストラリア北西部に熱帯低気圧が発生し、同国気象庁は10日、週末にかけてカテゴリー3級の勢力に発達し、西オーストラリア州の沿岸地域で暴風雨のおそれがあると警戒を呼びかけた。
気象用語でサイクロンは、太平洋南部やインド洋で発生する熱帯低気圧を意味し、アジアにおける台風や、大西洋や太平洋の東側で発生するハリケーンと意味は同じ。
オーストラリア気象庁や米軍の合同台風警報センター(JTWC)によると、サイクロンは11日現在、西オーストラリア州北部のキンバリーから南西に向けてゆっくりと移動しており、周辺では1時間あたり最大90ミリの大雨と、風速27メートル以上の強風が吹いている。
今後の予想では週末にかけて勢力を強め、5段階のうちカテゴリー3級の大型サイクロンに発達するおそれがあるという。