灯台に続き航路標識もなくなる 高波で流されたか 北海道
北海道留萌市の港で先月、沖にある灯台が倒壊したのを受けて新たに設置された簡易型の航路標識がなくなっているのが見つかり、海上保安部は灯台に続いて高波で流された可能性があると見て調べています。
11日午前10時ごろ、北海道留萌市の留萌港の沖およそ1.5キロにある防波堤に設置されていた簡易型の航路標識がなくなっているのを海上保安部の船が見つけました。
海上保安部によりますと、なくなった航路標識は高さおよそ3メートルの鉄製のポール型で、先月26日に高さ16メートルの鉄筋コンクリート製の灯台が根元の部分を残して倒壊したことを受けて、当面の安全確保のため設置されました。
現場付近では低気圧による影響で波が高かったことなどから、海上保安部は灯台に続いて航路標識も高波で流された可能性があると見て調べています。
海上保安部は12日にも別の航路標識を取り付け、船舶の安全を確保したいとしています。
また、倒壊した灯台は設置されていた場所から東におよそ35メートルの地点で先端部分が海中に沈んだ状態で見つかっていて、海上保安部は早ければことし3月にも引き揚げたいとしています。