清水玲子「秘密6」
近未来の警察「第九研究所」を舞台にした漫画です。
死んだ人の脳の記憶を映像化することが可能になった時代、
それを利用し犯罪調査をするのが第九研究所。
そこの室長が薪警視正。
もうすぐ三十路(あれ?越えてる?)とは思えない美青年ぶり!
わたし好みの「強気受け」さまです。←勝手に妄想。
そしてこのクール美人のお相手が新人青木くん。
彼のヘタレっぷりもチョー好み!腐腐腐~~。
あっ、すみません、この漫画はBLじゃありません。
でもBLの香りがぷんぷんと……。
まあ清水さんの漫画はたいていこの香りが漂ってますよね。
で、今回は「第九」の熊男、岡部が薪と出逢ったころのお話です。
つまり「貝沼事件」を、第九メンバー二人自殺、一人発狂、一人薪が射殺という犠牲のうえで解決、
その後のメンバーとして補充されたのが、捜査一課の敏腕警部岡部だったんですね~。
(岡部ってすごかったんだね~、知らなかった)
現在の岡部を知っているだけに、笑える笑える。
あっ、すみません、コメディー漫画ではありません。
どちらかというと、グロいシーン満載のシリアス漫画です。
でも内蔵むき出しの死体も清水さんの手にかかれば、もう芸術、美しい!
ああ、岡部、やっぱ君はかわいいよ~、という話しでした。
(いや、違うだろ!)
で、二話目は、青木くん出てきます。
5巻で、女(三好医師)に現を抜かして、がっかりさせてくれた青木でしたが、
今回その意味がなんとなく示唆されていて……。
薪が射殺した相手っていうのは、薪の同僚で、親友で、密かに想う人だったんですけど、
その彼が見つめていた先は、三好じゃなくて、薪だった?
それに気がついた青木は、自分の三好への想いにも疑問を持ち始めて……。
ということだと思うんですよ。
っていうか、そうなってほしいという願望!
あっ、もちろん岡部も出てきます。
天然青木に振り回される様は、かわいい意外のなにものでもない!
薪と青木の今後の展開が楽しみです。
ああ、腐の香りが、腐の香りが~~。
(三好が女じゃなくて男だったらもっともっと楽しめるんだけど)
でも清水さんって絶対ハッピーな終わらせ方させてくれないから、ちょっと怖いです。
今更ですが「秘密」を夫婦そろって読み始めました!!っていうか、旦那が買ってきました(笑)
これ本当面白いですね!もっと早くに読めば良かった!薪くん可愛い!まだ2巻なのですがプンプン匂います~。実は清水さん初読みなのですが、絵が美しい!グロイ場面を美しい絵柄で表現されるので余計に怖い・・・。
そういえば最近cochiさんがオススメしていた「ボーダー&レス」は芥川賞候補になったんですよ~。惜しくも受賞は逃しましたが、本好きの間では評判良かったみたいです。私はcochiさんの感想を見て初めて知ったのですが(お恥ずかしい)、図書館でチェックしてみます!
新鮮な驚きとともに笑わせていただきました。
それにしてもセンスの良いダンナさま!
何を思って買ってきたんでしょうね~。
清水さんのは他のも面白いですよ。
「輝夜姫」以外はほとんど持ってます。
(「輝夜姫」は女がいっぱい出てくるので苦手)
お話がしっかりと構成されていて読み応えがあるんですよね。
すごくしっかりした推理小説(いや漫画)で好きです。
「ボーダー&レス」芥川賞逃しましたね~。
でもぜひ読んでみてください。
わたし的には「まほろ駅」より面白かったです。
(まほろは直木賞でしたね、どう違うんだろ?)