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クリエイト速読スクールブログ
イメージ記憶は理不尽だと感じる言葉の組み合わせに出くわすことが多く
昨年の10月7日に体験レッスンを受け、10月末に入会したTさんについて。
Tさんは、製薬会社に勤務する27歳の研究者です。
6月8日、50回を終了しました。
途中の20回ぐらいまでは、数字を伸ばそうという覇気のようなものがこちらに伝わってこず、(実は)心配していました。
ある意味、研究者という精緻な仕事のため、正確に・几帳面にという目配りが体にしみ込んでいるのかもしれません。
「Tさんの受講目的」・読書量を増やしたいため。
Tさんの体験レッスンの主な数値(07/10/7)たてサッケイドシート21数字ランダムシート10・11 漢数字一行〇→196、四→114、三→100 たて一行ユニット34 スピードチェック22(1分)、24(1分)ロジカルテストAタイプ12/14(3分)15/18(3分)イメージ記憶10/40(2分)、21/40(2分)初期読書速度1,090字/分
「入会時〈体験〉レッスンアンケート」・普段使っていない頭の部分を刺激している感じがした。思ったよりも記憶力が無いことを実感した。
Tさんの受講50回目の主な数値(08/6/8)たてサッケイドシート54 数字ランダムシート55・58 漢数字一行〇→1,700、一→500、二→220 たて一行ユニット54・62 スピードチェック34(1分)38(1分)ロジカルテストCタイプ20/21(3分)24/25(3分)イメージ記憶18/40(2分)、32/40(1分30秒)倍速読書『負けない交渉術』7,150字/分 理解度A- 記録カードコメント「久々に頭を使いました」
初見・未読の読字数が7倍弱になっているわけですから、もういいようなものですが、Tさんはさらに25回継続しています。
上の数値は、このブログに登場するよくできる高校生たちの数値に比べれば、それほど驚くようなものではないかもしれません。
しかし、通い続けることによって、Tさんは確実に変化してきています。
本人以上に、そういうものは傍目でわかるものです。
講師として、何回かTさんが参加している時間を担当したことがありまが、そのたびに一つひとつへの向かい方が積極的になってきているのが伝わってきました。
本来は大胆に(?)などなってはいけない仕事をしているわけですから、Tさんの変貌ぶりには、目を瞠るものがあります。もちろん、できることよりできないことの方に目がいってしまうのは、研究者だからこそということでしょうが
「Tさんの50回目アンケート」Q.1困っていること、Q.2よくなったこと
A.1 シートトレーニングの数字が思うように伸びない。好調なときと不調なときの差が大きく、集中力を維持することの難しさを再認識した。イメージ記憶は理不尽だと感じる言葉の組み合わせに出くわすことが多く、イメージを思い描くのに苦労しています。もう少し語彙力をつけないと太刀打ちできないかなと感じています。
A.2 短期間に集中して様々なジャンルの本を読むことができるようになり、自分自身の視野が広がったように感じる。研究という職業柄、どうしても狭い世界に閉じこもっているという印象が拭えなかったので満足しています。
先週、帰りがけに「転職しようかと考えているんです……」と、Tさんはポツリと言っていました。
きのう、雨の日曜日、Tさんの顔が教室の中にありました。
何度も繰り返しますが、こういうひとたちの背中を押すために、ここはあります。
たんたんと続け、時間をかけて愚直に続け、自分自身が変化してくることが実感できるようになるまで、ある程度の時間をかけてほしいものです。 真
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そのとおりですね。
イメージ記憶の感想に同感です。あまりに強烈なインパクトのある組み合わせ一問のために、その他が全部ふっ飛んだことがありました。
でも、最近はそういうのもあまり気にならなくなってきましたね~。気になるくらいの方がいいのかもしれませんが。
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