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本当に難しいと痛感したのは↓②

 第75期文演(20/10/31~21/1/23)アンケートからです。

  きょうは、大学院生のTさん

 専攻は応用数学

 
2020-09-11読書の持続時間が伸びた」のTさんです。




    Tさんの文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
日本語の書く力を鍛えたいと思ったから。海外のインターナショナルスクール育ちということもあり、日本語はまだまだ訓練が必要なため。


Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
講義でいろんな文章を読み、それぞれの良し悪しについて議論し、松田先生の解説も聞いた結果、文章には、1全然ダメな文章 2.悪くはないが、読者に響きはしない平凡な文章 3.思わずため息が出てしまうような、読んでて快感すら覚える文章があることがよくわかった(まだ学びを整理できてはいないが、講義を通じてそれぞれ何が違うのかも理解できたと思う)。


Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 二つの意味で難しかった。
  ①内容の取捨選択 約8,000字の文章を750字に要約するとなると、大半の部分を削る必要が出てくる。重要部分はどれか、著者が最も伝えたい部分はどれか、と考えながら取捨選択する作業は最初の関門だった(ただ、この取捨選択は松田先生のフィードバックを通じて、どうにか正されていく)。最終講義で他の参加者の文章を見たら、だいたいみんな同じ部分を反映させていた(本当に難しいと痛感したのは↓②)。
  取捨選択で一つ面白い気づきがあった。それは、自分の要約における取捨選択の仕方と、日頃の本の読み方が一緒だったということ。要約の1st ver.を松田先生に送り、フィードバックをもらったら、自分は内容をバッサリ削りすぎていたことに気づかされた。著者の本では一章につき3つのパートがあったが、自分は2パート分は不要くらいの勢いで削っていた。この削り方は自分の本の読み方と一致する。自分は本を読む時、大半の部分は読み流し、1 chapter 1 messageくらいの粒度で情報を収集しがちである。速読する時はこれでもいいのかもしれないが、文章を要約する時はさすがにもっと全体を反映させなくてはいけないと反省した。

 ②美しい文章を書くこと 内容の取捨選択は松田先生のフィードバックを通じてどうにかなっても、結局その内容を組み合わせて、美しい、わかりやすい文章を書けるかは自分の文章力にかかっている。この文章を書く段階がとにかく難しかった。自分の中で何度も推敲を重ねると、あるところでこれ以上どう改善したらよいのかわからないという段階にくる。完璧には程遠いと自分でもわかってはいる。しかし、どうしたら完璧に近づけるのか見当もつかない。実力不足を痛感した。

A.3-2「授業後」最終講義では、参加者全員の要約を読み合った。テキストの文章から要約に反映している部分はだいたい同じだったが、人によってまとめ方や表現方法が違うのは面白いと思った。まとめ方が違うのは、同じ内容を考えるにしても、それをどう論理的に解釈するかは人それぞれだからだろう。表現方法が違うのは、頭の中にある表現の引き出しが人によって異なるからだろう。
 自分より表現が上手いな、と思ったものが何個もあった。その人たちはきっと自分よりたくさん本を読んできていて、頭の中の表現の引き出しも豊かなのだろうと思った。文章力向上のためにも、もっと本を読もうと思った。


Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 
文演に参加してよかったことは自明だが、今回参加した価値の大きさは、今後自分がどれだけ努力し文章力を向上できるかにかかっていると思う。これからは今まで以上に自分の文章と向き合い、改善を重ねていきたい。そして、少しずつでもいいから、文章力が向上していけば「文演に参加してよかった」と心から思えるようになるだろう。たくさん勉強になりました。とにかく楽しかったです! 松田先生ありがとうございました。

 Tさんの12月と1月は修士論文の提出で猛烈な忙しさだったようです。

 極端な話、「院の研究室に始発で行き、終電で帰ってくるような毎日」とのことでした。

 そこにちょうど文演の宿題が重なってしまいました。

 しかし、Tさんからの宿題とメールの送信文には、半パニック状態をどこか楽しんでいる雰囲気がありました。こちらも、Tさんの最終回の楽しみを損なわない程度に、彼の要約に注文をつけました

 Tさんの上記アンケートには、本人に、この数行は今後の授業に支障が出そうだから削除し書き直してほしいとお願いした部分があります。

 次善の印象部分が、上記にはあります。

 削除された部分は素晴らしかったです。「読んでて快感すら覚える文章」というものでした。文演でいちばん理解してほしいことが書かれていました



 Tさんは4月から、戦略系コンサルティングファームで働きます。

 「それまでに50回受けきります」とメールが届いています(受講32回。20/12/13)

 きっとのんびりしているでしょうから、またひとネジふたネジ巻きなおしてほしいです。

 3/1~の平日朝トレ+土日朝トレの7連荘というのがありますが、イマのTさんには辛すぎでしょうか。  


 



         ※クリエイト速読スクールHP 


       

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