教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
これからも練習を続けて克服したい
SEG「速読による能力訓練」G3ターム(8/24~8/28)から、中3女子Cさんについてです。
■・5日間で記録が驚くほど伸びて嬉しくなった。・5日目に漢数字に(主に〇、四、三)に色や光がついて浮かびあがってきてぱっと見た瞬間わかってしまうのが、楽しくて仕方なかった。・けれど数字をとらえるのが苦手なようなので、これからも練習を続けて克服したい。・空想(妄想?)はもともと得意だったが、イメージ記憶訓練のおかげで物事を早く結びつけ、イメージをつくりあげることができるようになった。・今回の倍速読訓練やプリントのおかげで読書する楽しみを思い出しました。ありがとうございました。
「Cさんの最終5回目の主なスコア」数字ランダム47・49・46 漢数字一行三→2,355、一→1,120、九→248 たて一行ユニット71・68 ロジカルテストC21/21・22/22 イメージ記憶20/40(30秒)、31/40(20秒)倍速読書23,400字/分・理解度A- ―J中 中3女子―
漢数字一行で「色」がついて見えるというのは、ある意味、特別な能力です。浮き上がったり光ったりするぐらいで十分です
「読書する楽しみを思い出しました」とは、「楽しみ」をすでに知っているということ。そういう子が、このSEGプログラムを受けるから短期間で高いスコアをたたき出しているわけです。
また、10代の読書における「空想(妄想?)」は、百害あって一利なし、の逆。百益あって、一害なしです。理由は、このブログのあちこちに書いてきました。
以下は、Cさんの記録カードの分間読字数と理解度、そしてコメントです。
①1,714字A- 「◎興奮した。2度目に記録が下がるのが悔しかった」
②7,200字B+ 「◎イメージボードが苦手なようだ。克服したい」
③23,100字A- 「◎本がとても読みやすかった」
④17,500字B+ 「○●●●●●がノンフィクションというのが悲しい」
⑤23,400字A- 「○5日間ありがとうございました」
4日目のコメントの「ノンフィクション~」は、1冊目の中篇小説を終えて2冊目の本です。
5日目の分間読字数は3冊目の本です。倍速読書の計20分という時間で3冊目に入っています。1冊目コメント、「◎現代の私たちになじみやすい」29,400字/分 B-。2冊目コメント、「◎不思議な感覚」31,800字/分 B-。3冊目コメント、「○(本へのコメントはなし)」23,400字/分A-。
前にも書きましたが◎○とは、オモシロ度です。△もありますし、×も出てきます。ハナマルもたくさんあります。×5のような評価もあったりします(◎○という評価は、毎回載せてはいません)。
「苦手な」イメージボードも、考え方を教えたら、3日目から、12連勝。打てば響くという慣用句は、こういうときに使うことばでしょうか。
Cさんのように全体的にバランスよく、物凄くできる子は珍しいです。そういう人が、「これからも練習を続けて克服したい」と、さらに自分をある意味躾けようとしているわけですから、格好いいものです。まだ中3ということですから、なおさらです。
彼女の受講前の速読に対するイメージは「5日間もかけて、どうやって本を速く読むコツを教え続けられるのか不思議だった」。
受講目的は、「小学生以来、読む量・速度が急激に落ちてしまい、再び取り戻したいと思ったから」と。
「5日間もかけて」「教え続けられるのか」というのが、面白いです。「速く読むコツ」を5日もかける必要はないのでは、ということでしょうから。しかし、それはCさんのようなタイプなら、ということです。5日目のCさんなら、もうわかっているでしょうが。
自分が、どれほどの力を持っているのかを、ほとんどの若者は知らずに、大人になっていきます。 真
※クリエイト速読スクールHP
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