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なおしのお薦め本(36)『もどし運動で疲れないカラダをつくる』

 クリエイト速読スクール文演第1期生の小川なおしさんから、お薦め本が届いています。

 

 『もどし運動」で疲れないカラダをつくる

                               宮田 徹著

  著者はトレーニング指導士。カラダの使い方、動かし方を教えてくれています。

 まず紹介したいのが、手首の使い方。

 「手首の関節は反らして(背屈)使うと負担がかかり、関節炎を起こしやすくなります。日常動作でいうと、物を押す動作(ドアを押すなど)や、横にゴロンと寝て、手枕をする動作です。

 手首の付け根付近に力が入ると、手が反り返ってしまい手首を痛めます。手のひら中央よりやや下の部分で押したり、支えたりするようにしたほうがいいのです。

 この部分は腕からの力が伝達されやすく、手首を反らす角度が少なくてすみます」

 この引用した部分を読んだ時点で、この本を読んだ甲斐があったと思いました。

 とはいえ、それは個人的な興味が理由であって、万人向けの紹介にはなっていないでしょうね。そこで、この本の題名にある“もどし運動”をひとつ引用したいと思います。

 「骨盤はカラダの中心にあるので、骨盤の戻し運動はカラダ全体を効果的にリラックスさせることができます。もどし運動の中で最も重要な運動です」

 やり方は次のとおりです。

 「椅子に姿勢を正して座り、上体の力を抜き、骨盤を左右に小きざみに振ります。呼吸は自然にします。(30秒×1セット)」

 こちらの記述の方がわかりやすいかもしれません。

 「左右小きざみに、左右のお尻を浮かします。背筋がほぐれてくると、肩甲骨や、首肩周辺の筋肉もほぐれてきます」

 「この運動で骨盤周辺の筋肉をほぐすと、腰の重い感じがとれ、疲れが癒され、腰痛の予防にもなります。

 これは、骨盤を左右に軽く振る運動ですが、はじめのうちは、肩が左右にゆれると思います。ゆれるのは、背筋や背骨が硬くなっていて疲れている証拠です。慣れてくると肩を動かすことなく、お尻だけをこまかく動かすことができるようになります」

 なんということのない運動法ですが、なかなか思いつくものではありません。

 最近、歩くことが流行っています。しかしながら、歩くときには、足首と膝と股関節という三つの関節に負担がかかります。ですから、これらの関節に問題がある場合には、歩くことでカラダを痛める可能性があるのです。

 この運動は、その点で安心です。そんな運動を惜しげもなく読者に提供してくれるのですから、実にありがたいことだと思いました。 なおし

 


          ※クリエイト速読スクールHP



  ■小川なおしさん参考記事

  ※もりぞう爺さんの話(上)

  ※もりぞう爺さんの話(下)

  ※なおしのショートショート「鼓動」

    ※なおしのお薦め本(11)池上彰の情報力

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