瀧本さんから新しい本を2冊頂戴しました
瀧本哲史著『ミライの授業』講談社刊。
アマゾン「内容紹介」です↓
「2015年、私は全国の中学校を飛び回った。超難関として全国にその名を轟かす兵庫県の灘中学校や、福島第一原発事故の影響で避難生活を余儀なくされている福島県飯舘村立飯舘中学校など、さまざまな中学校を訪ねた。目的はひとつ、未来に生きる14歳のきみたちに、特別講義を届けるためだ。中学生向けの講義だからといって、レベルを落としたつもりはない。本講義の根底に流れるのは、ふだん私が京都大学の学生たちに向けて語っているのと同じテーマであり、問題意識だ。(略)本書は、その講義のエッセンスを凝縮した一冊である。未来を生きるきみたちに向けた、未来を変える特別講義だ。
学校は、未来と希望の工場である――。そしてきみたちは魔法を学んでいる。ベストセラー『僕は君たちに武器を配りたい』の著者が全国の中学校を訪れて開講した特別講義「未来をつくる5つの法則」のエッセンスを凝縮した一冊。未来を生きるすべての子どもたちに、そして今を生きるすべての人に贈る、筆者著作活動の集大成」
瀧本さんの本で驚くのは、「新しい本がイチバン面白い」という印象をもたせることです。
もうこれ以上はないだろうと思っていると、また別の引き出しから新しい切り口で登場してきます。
彼がまだ大学生の頃、話すたびに「そんな見方があるのかー」ということがよくありました。
それを、再びみたび体感しています。
クリエイトの会社名である株式会社プラクティスは、Practice makes perfect.から思いついたものでした。
「何より文章が読みやすい。そしてタメになる部分はみんな違うんだろうけど、タメになる本。中学生から年輩の方まで、年齢に応じて読みこめる本」というのが、女性スタッフ評です。
内容が吟味されているので、遠くない将来、小・中学生の副読本になるのではないでしょうか(いまの高校生はとにかく忙しいため本を読んでいないです。高校生の必読書にしてもいいかも)。
「自分の立てた仮説が、100パーセント正しいことなんて少ないでしょう。エジソンがそうだったように、また大航海時代の地図がそうだったように、仮説の多くは間違っているものです。しかし、仮説がなければ前に進むことはできません。そして間違いを察知したら、その場で修正していけばいいのです。仮説はあくまでも「仮」なのですから、あとで修正することを前提に立てておく、くらいの心構えでちょうどいいのだと思ってください。仮設は「空白地帯」を狙って立てる。そして仮説は、時代や状況の変化に応じて柔軟に修正していく。このふたつの原則を忘れなければ、みなさんにも立派な地図が描け、冒険をはじめられるはずです(p132・133)」
「仮説は、時代や状況の変化に応じて柔軟に修正していく」が、瀧本さんの真骨頂だと思っています。
この「柔軟に修正していく」現場で、最善解を探す作業を一度でも一緒に体験できたひとは幸運です。
プレゼントに最適の一冊です 真
※クリエイト速読スクールHP