たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

まごころ

2013年05月13日 | 日記

父母、義姉の年忌法要にお参りし、母の日を中心に家族のことを記事にしました。
文字にしてみると、皆それぞれの時代を、それぞれの日を、懸命に真心こめて生きて来たのだとあらためて認識しました。
今生きている私の命も連綿とつづいた先祖から受け継がれていることも感じました。

毎日をアクセク働き生きることに懸命な若い人、特に身内の家族は、親は子に、子は親や先祖に、時には思いをいたし、毎日をまごころで生きて欲しいと願います。

昨年母の葬儀を終え、翌日形見分けで家族が母の寝室に集まり、母の箪笥から古い写真や我々の通知表などが出てきて、母が懸命に子育てし期待をかけ、生きてきた証しをみる思いでした。
自分はこの引き出しに古文書があるのを知っていたので、自分に関するものは既に持ってきていました。残っていたのは夜間高校2学年終了時の「本年度選択全教科」の教科学習優秀賞の賞状と、生まれて翌年の第一期種痘済証でした。この証は第二期種痘を受けるまで保存せよ、と但し書きがありました。こんなものを大事に保存してきた母の真心を感じました。

姉の家の露地畑には優しくチューリップが咲いていました。姉の孫は最近勤めを辞め、夢に向って第二歩を踏み出そうとしているとのこと。ただどう見ても無理破綻が見え見えの夢で周囲を悩ませていた。つらくとも正業で我慢し食える事が大事でしょう。
私の孫には昨年大学進学で少し学資を援助したが、それが中古車に化け、最近きれいな車体がボコボコと傷が増えて、ナンバーまでが壊れる有様でした。今朝は修理に出したか代車が入っています。 親も子も雑把な性格なのが心配です。 

大事なものと、そうでないものの見方や、形而上のことにも真心を大事にして欲しいと願うところです。大事なものは大切に扱う、捨てるもの、残すもの、断捨離も慎重にしてほしい。

法事の席で実家のひ孫4代目は、来春高校を卒業なので大学受験か聞いたところ、「無理して大学進学より公務員試験チャレンジコースも取っていて、結果次第では就職するかも知れない。(父の)教職にそれほど魅力は感じない」と答えました。堅実な考えで、自分の真心を持っていて、それがいいと賛成しました。