ネットの世界で悪質なウイルスを送りつけて、振り込め、振り込めとポップアップを出しつづけ、迷惑をかける悪人がいる。
電話で息子の名をかたり、息子に成りすまして金銭を振り込ませる、振込め詐欺、高額医療費の還付金詐欺に、最近は自宅へ取りに来る詐欺が多くなったという。
警察庁は新しいネーミングを募集し、「お母さん助けて詐欺」が選ばれた。
法事で帰省した際も、80歳の兄に息子の名をかたった振り込め詐欺電話がかかってきて撃退したといっていた。その数日前80歳をいくつか過ぎた従兄弟のところへもかかってきて、気をつけろと、忠告を受けていたという。従兄弟も被害には遭わなかったが、警察に通報したところ署から3人の警官が来て聴取して行ったという。
高校の同窓会名簿を使った詐欺で、軒並み電話してきたらしい。
兄は「声が違う」というと、相手は「風邪を引いた」と答え「馬鹿言え、息子は今朝出掛けたばかりだ」と、相手にしなかったと言っていた。
今日は詐欺に近い悪質訪問販売に引っかかるところだった。昨日訪問販売があり、塗装をやらせてというセールスだった。通常何を訪問されても断わるのに、困っていた屋根の雨漏り修理の見積もりを昨日は頼んでしまった。
その何週間も前に、家の近くの通りにあるれっきとした、屋根業者の奥さんに見てくれるよう頼んでいたが、一向に来て貰えないので、つい訪問した別の知らない訪問販売に居室へ入ってもらって見てもらい、翌日見積書を貰うことを約束していた。相手の主目的は塗装契約なのだ。
当日朝になって、当初頼んでいた近所の正業の屋根屋さんが電話をくれ見に来るという。昨日の訪問販売業者には電話し断わった。
そこからおかしなことになった。訪問販売の親分は、事情を話し断わると、何と初めに頼みにいった正業の業者の当人だと名乗る。
そんな馬鹿な。・・・・?詳細は省くが契約を取るため、他人に成りすます、詐称詐欺の悪質訪問販売だった。
来宅したセールスマンと電話を掛けたりかかってきたり、やりとりは3往復くらいした。
最後には「悪質なので警察へ事情を話す、そのうちお前のところへ、他人の名を騙る詐称訪問販売の容疑で警察が来るぞ」、「老人を騙し契約を取り、高額な工賃を取るような商売はケシカラン」と叱った。
店舗も職人も持たず口先商売で法外な中間搾取をする商売なのだろう。
詐欺師はもっともらしく、シラを切るし、とぼけるし、もう頭に来て不愉快だった。
家は愚息が借金して、自分は応分の援助をして建てた築10年くらいの家。愚息の主導で変なデザイン優先の建築設計事務所の設計監理、施工業者も歴史も名もある業者だったが、 老人の離れの天窓から数年前から、すこし雨漏りするのを放っておいた付けがきた。
愚息に妥協した自分もいけなかったが、この変な家づくりで、寿命も縮め、がんにもなったかと、恨みの家だ。
すべての訪問販売は相手にならず、きっぱり断わるしか難を逃れる方法は無い。