行きつけのコンビニに行ったら経営者の奥さんが珍しくレジにいた。
「おかあちゃん元気だった」
「ありがと、あんた何してる?」
「主夫」
「主夫ね」
「主夫のほかゴルフとガンの治療。4つか5つやった」
「今のガンは助かるからどうってことない」
「アハハ」
この奥さんは家の近くに30年近くスーパーを開業していたが、6千人も住む団地内でも、生協は1店舗あるし、採算性が良くないと閉店し広い駐車場を含め、今は花苗店に貸して下の県道沿いに降り、コンビニを経営している。年寄や車のない住民には近くにスーパーがないのはやはり不便だ。自分も亡妻も顔見知りだ。
ガンをいくつも罹患していて、タバコを止めないのは、直腸切除の後遺症の気休めやストレス解消でもあるが、やけくその馬鹿がやることだろう。
昨日はゴルフの帰り道に、前の日行き倒れのお婆ちゃんを助けた家の前を通った。道路から少し入った山中の一軒屋で、家の前に中年の奥さんが何かやっていたので、お婆ちゃんは無事だったのだろう。車の近くなら声をかけてもいいが、恩着せがましいし走行中なので止めた。道路端にはこの家の主人か、仕事中なのか小型トラックと男の人が居て自分と車を見ていた。
明後日は総合病院で膀胱がんの術後検診で術後5年8ヶ月経過です。
膀胱がんは再発しやすく、美濃加茂市長は2回の手術後も思わしくなく治療に専念したいと、任期途中退任された。
後継に立候補しているのは若干28歳の市議だという。この若さで本当に市長が勤まるだろうか。もっとそれらしき候補者はいない市なのだろうか。
膀胱がんの後遺症は頻尿・出渋る、夜間頻尿・排尿痛などだ。膀胱内に滓が溜まって前回検査ではカメラ写りに支障になった。開業医に医療分業され、前立腺治療薬「ハルナール」を毎日1錠服用する。αブロッカーという薬で、前立腺の緊張をほぐし尿を出やすくする薬です。
これを飲むと顕著に多量にスムーズに排尿できる。α1を遮断すると薬の能書きにあり、
「アドレナリンα1を遮断するのか」、開業医の薬剤師(?)に聞いたところ、
「私には分りません。先生にお聞きください」と言った。今度病院で聞くことにする。
困っているのは、直腸摘出による排便障害で、排便周期不規則、貯溜障害による頻便に全く苦労している。昨日ゴルフから帰って、夕方5時頃から少し無理して排便し、それから頻便がつづき回数は4回、夜中に1回、今日は夕方4時頃から計4回の排便でようやくゲル状の底尽き便になって落ち着いた。
排便記録を毎回カレンダーに記録し自己管理する。薬は緩下剤・プルゼニドはほとんど使わないし、術後に軟便状改善薬ロペミンの貰い置きを残り少ないがたまに飲む。4年も前のもの。
とにかく後遺症では肛門機能温存術でも人工肛門造設術でも直腸がんの後遺症は最悪で疲れきってしまう。
安倍総理は前に総理の職を潰瘍性大腸炎で投げ出したが、2年前に開発された新薬アサコールにより、劇的に快癒し、二度目の登板が可能になった。
週刊文春の最近の対談を読むと、前は日に20回から30回の頻便で国会や予算委員会どころでなく、どこへ行ってもトイレの場所の確認だったと告白されていた。
貯溜障害にもこういう新薬が開発されないだろうかと願っている。