雑脱集

日常の出来事を個人的見解で一方的に発言させて頂く日記

いのちのミュージアム

2018-03-04 13:26:52 | 社会
いのちのミュージアムへ行ってきました。
昨年、テレビで「生命のメッセージ展」のニュースを見て、ご遺族の子供、兄弟姉妹、親、親戚に対する
その人の生きた印やその愛情の思いが胸に刺さり、常設しているその施設を見学しました。

150人近い人のメッセージが綴られていました。
(常設は100人、企業、学校へ貸し出しているため)

そして、大半の方は落ち度がなく無謀な交通運転によって亡くなられています。
それ以外では、いじめ、医療過失等です。

私は約2時間半、全部のメッセージを読みました。
それはメッセージャーと呼ばれる人型のパネルに写真や遺族のメッセージ、事故の状況、
現在の心境が書かれています。
そのメッセージャーの高さは無くなった人の身長と同じで体型も似せてあります。
そして、足元に生前履いていた靴が置かれています。
また、一緒に時計が置かれ、時を刻んでいます。
その時計の音が、あちらこちらから聞こえてきます。

これからの将来が断ち切られたと思うと...
幼年期の子供のメッセージャーは堪えます。

そして、ここに展示されているメッセージャーの加害者が誠意がないと感じられたこと。
「謝まり」に来ない加害者もいるのには驚かされました。
交通違反や事故の常習者も多く見られました。

そして、亡くられた人は帰って来ないのに、加害者は刑務所から数年で社会復帰が出来てしまう。
正直、誠意のない人には厳罰化求める気持ちが分かります。

残された者は、一生、背負わなければいけない、この事実が、とても、辛く、悲しい。

命の大切さを感じさせられる場所です。


※特定非営利活動法人「いのちのミュージアム」
「生命のメッセージ展」の常設展示及び巡回展示を開催し、事件事故の現実や被害者遺族の置かれた現状を伝え、
 命の尊厳を訴えて行く試みを続けている。
 また、映像、講演、生命のメッセージ展を組み合わせた「いのち」の授業、道徳講座などを通じ、
 被害者支援への理解や啓蒙活動にも傾注している。
コメント
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