私が今乗っているcannondaleのTopstoneというグラベルロードもこのフレアハンドルで、下ハンが握り易い構造になっています。下ハンを持つのが苦手な私でも、下りで下ハンが握れるほどなのです。
ただ、フレアハンドルでの下ハンには全くエアロ効果はありません。むしろ、脇が空き空気抵抗が増すので、フレアハンドルの場合、ブラケットを握り込んで前傾する方が空気抵抗が減るのです。最初にフレアハンドルを知った時には、ロードバイクも全てフレアハンドルにすることも考えたのですが、下ハンを握ってエアロ効果が無いことを知り、諦めたという経緯があるのです。
ところが、今年、春のクラシックからジロ・デ・イタリアとロードレースを観ていると、ほとんどの選手がブラケットを内向きに握り込んでいるではありませんか?実際、私も骨折後のリハビリでフラットペダルを履かせたグラベルロードに乗り始めると、確かにロードバイクの通常のドロップハンドルよりブラケットが内向きになっていることに気が付きました。グラベルロードに初めて乗ってから、フレアハンドルで下ハンが握り易くなったという実感はあったのですが、ブラケットの向きを意識したことはなかったのです。そもそも、グラベルロードで空力を意識したフォームを取ることはありませんでしたから…
ただ、TVで見て、実際に走ってみると、フレアハンドルは下ハンよりブラケットを内向きに握り込む方が前傾姿勢を取り易く、空力もよさそうだと実感出来ました。特に北海道の春先は風が強い日が多いので、内向きのブラケットを握り込むことで、風の抵抗を少なく出来ることが良く分かりました。逆にロードバイクのSupersix EVOのノーマルハンドルのブラケット位置に違和感を感じるようになっている程なのです。
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