ダイワコーポレイション株式会社(リサイクルショップ ハローズ/家具のダイワ)社長のひとりごと

仕事の事、趣味の事、子供の事etc昭和40年生まれのおやじのブログ

リサイクル商品の洗い、磨き

2007-12-09 13:39:24 | リサイクルショップ
お引取したリサイクル商品は当然、洗ったり、磨いたりとメインテナンスする訳ですが、以外に大変なのが木製の食器棚です。当然キッチンにあった物なので、油汚れがかなり付着しています。パッと見はきれいなのですが、いざ洗剤を使って磨き始めると、純木材の繊維の奥まで入り込んだ油汚れが、磨けど磨けど出てきます。洗剤も化学素材の物を使うと、木が変色したりしますので、スーパーオレンジというみかんの皮から抽出した洗剤を20%程に薄めたものを使用しています。ハブラシでこすり汚れを浮き出させ、それをウェスで拭き取る。これを繰り返した後に、ぬるま湯で拭き、最後に乾拭きします。ガラス部も大変です。皆さんご経験があると思いますが、ガラスクリーナーを使ってもなかなか取れず、拭き跡が残ってしまいます。汚れはまず右か左に寄せて、それを更に下に寄せて拭き取るという感じです。中学校の時に窓拭きの時もウェスを左右に動かしただけでは、ガラスに汚れを擦り付けているだけに等しいと教わりました。食器棚以上に大変なのはガスコンロです。まともに向かうと3~4時間は軽くかかります。当然、そんな事をしているとコストオーバーになります。出来るトコロまで分解し、油汚れ取りの洗剤を1日つ置き、その後普通の水に2~3日つかして置くと、しつこい汚れも簡単に取れてきます。これだけの下準備をしても1時間以上はかかります。電化製品で大変なのが洗濯機です。ご存知の様に、全自動の場合は槽の内側にカビが付着し、これを取り除かないと洗濯をしても衣類にカビや雑菌が付いてしまいます。当FCでは槽を本体から取り外し、洗浄する様に指導されます。これは軽く2時間はかかるのですが、分解して槽の汚れを見ると全くといっていい程、カビ等の付着の無い物もございます。これはステンレス槽の場合は少々古くともカビは付き難いようです。それから、高年式の新しい物でもカビや汚れがひどい物、旧年式の物でもきれいな物がございます。これは洗剤や柔軟剤を必要量以上に入れる事により、溶けないで槽内の凹凸に溜まり、そこにカビや雑菌が付着する様です。この様な汚れは分解する前の目に見える、クズ取りフィルターや注水口にも洗剤が固まって付着しています。今は槽洗浄剤というもので分解せずとも、槽の汚れを取るものがありますが、洗剤が固まった物はコレを何度やっても取れない事がわかりました。洗剤の量はくれぐれも適量をお使い下さい。そう言えば以前、自動車で1時間程の他地区の某リサイクルショップを視察していたところ、お客様から引き取ってきた洗濯機を軽トラックから降ろし、店内で15分程拭き掃除をすると、そのままプライスを付けていました。洗い場のある雰囲気の店ではなかったので、どこかで槽洗浄してきたのか?とも思ったのですが、軽トラから降ろした商品の状態を考えると、?????まぁ他地区のショップの話とは言え、同業他社のバッシング、ネガティブ攻撃は見苦しいので止めましょう。正直、当社も忙しい時期にバイトで来た方に、洗濯機の洗浄をさせてしまい、槽洗浄が不十分でクレームをいただいた事がございました。商品の磨きや洗浄はリサイクルショップの肝で最も気を使わなければならない事です。

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