ダイワコーポレイション株式会社(リサイクルショップ ハローズ/家具のダイワ)社長のひとりごと

仕事の事、趣味の事、子供の事etc昭和40年生まれのおやじのブログ

【DVD/映画】ステイホームで見た映画 2021.9.24

2021-09-24 07:54:11 | 映画・DVDレビュー
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まだまだ続くステイホームですが、山形県も鶴岡市も感染者数が減少傾向になりますので、ジムでの筋トレを再開しました。これ以降は映画レビューのペースは落ち着くはずです。

名も無き世界のエンドロール

それぞれ複雑な家庭環境で育った幼なじみのキダとマコト。同じ境遇の転校生ヨッチも加わり、3人で支え合いながら平穏な毎日を過ごしてきた。しかし、20歳の時にヨッチが2人の前からいなくなってしまう。そんな2人の前に政治家令嬢でトップモデルのリサが現れ、マコトは彼女に強い興味を抱くが、まったく相手にされない。キダはあきらめるよう忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。そして2年後、裏社会に潜り込んでいたキダは、リサにふさわしい男になるため必死で金を稼いでいたマコトと再会する。マコトの執念と、その理由を知ったキダは、マコトに協力することを誓い、キダは「交渉屋」として、マコトは「会社経営者」として、それぞれの社会でのし上がっていく。そして迎えたクリスマスイブ、マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとするが、それは2人が10年の歳月をかけて企てた、ある壮大な計画だった。
主演の方を見ても、若い人に向けた作品だとは思いましたが、なにせコロナ禍でステイホーム。あまり選びもせずに借りてみました。ストーリー的には少し稚拙な部分があるのは否めませんが、リベンジサスペンスにミステリー的要素もあり、とても面白く拝見しました。ダラダラと無駄な部分も無く、飽きずに見れる作品でした。+0.5

スパイの妻

1940年。満州で偶然、恐ろしい国家機密を知ってしまった優作は、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく......。というアラスジです。
さすがの黒沢清監督の作品です。高橋一生のたんたんとした演技に反して、蒼井優の情感的演技の対比。時代背景で、そういう口調なのかもしれませんが、蒼井優のそれはミュージカル的で、わたし的には少々抵抗ありです。NHKが製作にかかわっている事もあり、セットやロケもしっかりと当時の雰囲気を再現していて、その辺も見応えがありました。終盤ミステリーらしくなっていくのですが、そこまでの前置きがちょっと長く感じてしまい、途中ちょっと退屈に思いました。ラストはテロップでの手法には萎えますが、驚愕のどんでん返しがあります。スッと腑に落ちるような映画です。

スワロウ

ヘイリー・ベネットが異物を飲み込むことで自分を取り戻していく主婦を演じるスリラー。ニューヨーク郊外の邸宅で、誰もがうらやむような暮らしを手に入れたハンター。しかし、まともに話を聞いてくれない夫や、彼女を蔑ろにする義父母の存在など、彼女を取り巻く日常は孤独で息苦しいものだった。そんな中、ハンターの妊娠が発覚し、夫と義父母は待望の第一子に歓喜の声をあげるが、ハンターの孤独はこれまで以上に深くなっていった。ある日、ふとしたことからガラス玉を飲み込みたいという衝動にかられたハンターは、ガラス玉を口に入れて飲み込んでしまう。そこでハンターが痛みとともに感じたのは、得も言われぬ充足感と快楽だった。異物を飲み込むことに多幸感を抱くようになったハンターは、さらなる危険なものを飲み込みたい欲望にかられていく。というアラスジです。
主演のヘイリー・ベネットの魅力が突出している映画です。ガラスや金属などでできた小物を飲み込みたくなる「異食症」という異常な役を上手に演じていると思います。夫や姑との関係がストレスなのですが、その辺のくだりはもどかしく感じました。「異食症」のシーンにはハラハラドキドキさせられますが、異常性の背景がどうもスッキリしません。結末/終わり方もいまいちでした。異常な映画は好きなのですが、後半にかけての展開が残念だったと思います。ちなみにスワロウというのは『飲み込む』という意味だそうで、燕のことじゃありませんでした(笑)。+0.5

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償

1960年代後半から70年代のアメリカで、急進的な黒人解放運動を展開した政治組織「ブラックパンサー党」の指導者フレッド・ハンプトンが暗殺されるまでの日々を描いた実録ドラマ。元窃盗犯からFBIの情報提供者に転じたウィリアム・オニールは、ブラックパンサー党のイリノイ支部に潜入し、カリスマ的指導者フレッド・ハンプトンに近づく。その政治手腕で頭角を現しつつあったハンプトンは、J・エドガー・フーバー率いる捜査当局ににらまれていた。オニールはブラックパンサーとFBIの間を巧みに立ち回るが、やがてその心に葛藤が生まれる。自身の良心に従うか、FBIからの命令に従うか、思い悩むオニールだったが……というアラスジです。
何より驚くことが、この映画が実話である事。それも私が産まれた頃の話で、そんなに遠い遠い昔の話ではない事。そんな時代にこのような差別や迫害があったことに愕然としました。序盤は特に外人の顔と名前を覚えるのが苦手な私にとっては、なかなかストーリーに入り込めずにいましたが、やっと後半に頭が追い付いた感じでした。サスペンスというカテゴリーにありましたが、ヒューマンドラマ寄りだと思います。最後の銃撃シーンは辛い気分になります。日本未公開としりましたが、それはとてももったいない、アメリカに潜む深い問題に切り込む、素晴らしい映画だと思いました。

今回は政治的な問題が絡む作品が2つありましたが、どちらも良い映画でした。ただ、重い気分にもありますね。

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