「新型コロナウイルス零号病人」
昨日(5月15日、金)のテレ朝「ワイドスクランブル」で、新型コロナウイルスの発生源に
ついて神田外国語大学の興梠一郎教授の解説がありましたが、最初の感染者(零号病人と云
うらしい)は黄燕玲であると断言していました。
もともとは中国国内で犯人探しが行われ、それが武漢ウイルス研究所の研究員である黄燕玲
であるとして(2月15日)、あっという間に広まったようです。
で、慌てた武漢ウイルス研究所は翌16日に以下の声明を発表しました。
“このほどネット上で、当方の卒業生である黄燕玲氏が、いわゆる最も早く新型コロナウイル
スに感染した「0人目の患者」であるというデマが流れている。当方は調査を行い、厳かに次の
声明を発表する。黄燕玲氏は2015年に当方を卒業し修士号を取得した。在学中の研究内容は、
バクテリオファージ溶解素の機能及び抗菌広域スペクトルで、卒業後は他省で勤務・生活して
おり武漢市に戻っていない。新型コロナウイルスに感染しておらず、健康だ。”
卒業したのは中国科学院。武漢ウイルス研究所は、その正式名称「中国科学院武漢病毒研究
所」にあるように、中国科学院傘下にある。
でもね、その根拠とされるここに挙げた左画像。2018年の新年に撮った集合写真に黄燕玲は写っ
ているのですよね。
そして右画像。朱で囲ったところには「黄燕玲 2012?修士研究生」とだけ残されて顔写真が消
されてある。これは武漢ウイルス研究所のHPにあったもので、同時期に「診断微生物学学科組」
と云う研究室に在籍していた博士課程や修士課程にある研究生のリストです。
左画像の中ほどに写る「危宏平」というおじさんは、武漢ウイルス研究所の新たな伝染病を研究
する部門の副主任であり、黄燕玲の恩師です。
つまり、このおじさんを囲む形で撮られた集合写真。ならば、黄燕玲はこのおじさんと同じ部門
如何に関わらず、2018年の年初には武漢ウイルス研究所に勤務していたと考えるのが自然。
中国では、この手の研究所の研究員は本来、修士課程入学者でもそのまま同じ研究所で勤務を
続ける例が多い。
で、最初の患者、この場合は最初の感染例ですが、中国政府の未公開の記録によると、2019年11
月17日の湖北省の55歳の住民であると香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じました。
さらに、“本当の最初の感染者「0号患者」とは認められていないとして、さらに早い時期に感染
例がある可能性を指摘”しています。
そこでフランスの政府系国際放送局「ラジオ・フランス・アンテルナショナル」(中国語版)の
出番となるのですが、そこでは「黄燕玲は、実験室での研究中にウイルス漏れ事故により感染死。
遺体を火葬する際に葬儀関係者にウイルスが感染していった――、と噂されていた」とある。
なら、それ以前に黄燕玲が零号病人となった可能性が高い。
なぜなら同年10月18日~27日に武漢で開催された軍事オリンピック。それに先立つ9月18日に天河
国際空港で行なわれた「新型コロナウイルス」と称する病原体に対する検疫等の訓練は何のために
わざわざそのタイミングで行ったのかが疑われるからです。
実際、そのときの軍事オリンピックに参加したフランスやイタリアなどの欧州勢が体調不良を訴え
て、それも今までに経験したことのないきつい症状で、今にして思えば新型コロナウィルスであっ
たのではないかとその検証にまで及んでいます。
つまり9月以前に新型コロナウィルスが確認されていた。黄燕玲の感染が、その死があって、武漢
ウイルス研究所でのバイオハザードが明らかとなり、入国者だけでなく出国者も含めて検疫を行っ
た可能性があります。
いずれにせよ、リストから黄燕玲の顔写真を消し去ったのはまずかったのじゃないかな。新幹線が
事故ったときに穴の中に埋めてしまって無かったことにしたのと同じ思考回路なんだろうけど、こ
れは突っ込まれるよ。黄泉の国から黄燕玲を呼び出すことはできないから、今一所懸命になって、
黄燕玲もどきをどこかで作っているのかしらん。中国ならやりかねない。(*_*;
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