曇り空。。。
そして、
傘の手放せない季節になりました。
梅雨ですねぇ。
紫陽花が綺麗です。
子供の頃・・・小学校の1年生か2年生か、
もしかしたら、幼稚園の時、
卵の殻を使って、
紫陽花を描いたことを思い出します。
卵の殻を、画用紙に貼って着色して、
紫陽花のような感じを出したのですが、
子供ながら、
紫陽花の花が好きでした。
小さな花が集まっている感じが、
小さな努力が積み重なったら、
紫陽花のような花を開かせると感じていたのでしょうね、
子供ながら、勇気を与えられていたのだと思います。
好きです。
さて。
そんな今日、
ボエームの稽古が始まりました。
始まった感触は・・・
「私の思った通り!!」
今回のキャスティングや、それにつながる様々な事柄は、
全て私が中心にやってきたことなのですが、
イメージした通りに、
物事が進んでいます。
このメンバーに囲まれて、
好きな音楽を作っていける自分が、
とても幸せに感じました。
キャストだけではなく、
スタッフの皆さんや、
チラシやプログラムには名前も載らない、
たくさんの人々のお陰で
このオペラが成り立っています。
例えば・・・。
トナカイの通常ステージでは、
舞台上にピアノがありますが、
サロンオペラでは、
舞台を広く使うために、ピアノを客席に下ろす必要があります。
グランドピアノは・・・何キロあるのでしょう!?
少なくとも、私一人の力では動きません。
私とミミ、ロドルフォ&マルチェッロ・・・
女性二人と男性二人の4人の力でも、
持ち上げることは不可能です。
指揮者と演出家の先生方・・・・しかも、著名な方々です・・・そして、
ピアニストを含めても不可能です。
自動車がパンクした時に使うジャッキのようなものを使ったら、
もしかしたら可能かもしれませんが、
トナカイには、そのような設備はありません。
事務所の男性&秘書の女性。
この二人のお力をお借りしても、
グランドピアノを持ち上げるのは不可能です。。。
今日、
そのグランドピアノを持ち上げる作業を、
ボエーム@トナカイには無関係な方のお力を借りて、
実現いたしました。
オペラを上演するには、
歌い手だけではなく、
お客様の目に触れる人の力だけではなく、
たくさんの、表には出ない人々の力があってこそ、
上演が可能なのです。
今日の、
ピアノを動かす作業も、
チラシやプログラムや、
もちろん、私のこのブログにも、名前が出ない・・・
そして、名前が出ない=ギャラも出ない人たちのお力添えによって、
可能になったことを、ここに記しておきたいと思います。
目に見えることだけが全てではありません。
これからも、
名前やギャラが出ないことを承知で、
ボエーム@トナカイに、
たくさんの人たちのお力をお借りする事になると思います。
いや、
薄謝ということを考えれば、
ありえないほどの少ないギャラで、
私の思いに賛同してくださった、マエストロや、
演出家・脚本家・ピアニスト・スタッフ・・・などなど。
たくさんのかたがたのお力添えあってこそ、
今回の企画が現実のものとなったと思うのです。
でも、
稽古を通して思うのは、
どんなに辛くても、このメンバーを集めて良かったということ。
次はないと分かっていますが、
この、最高のメンバーとともに、
プッチーニの・・・しかもボエームを上演できますことを、
とても幸せに思います。
すべてに優先させて、
この企画を成功させたいと思っています。
応援していただけましたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします!!!