さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

絶望の声

2011-06-13 | 徒然

もし世界が恐怖に満ち
不安に押しつぶされそうになっていたとしたら

その時こそ、芸術家の出番

笑顔を誘う歌を歌い
癒しの音楽を奏でよう

恐怖を撥ね退け、安心させる力が音楽にはある

芸術家は誰よりも、その力を熟知している

  

誰かのために歌う喜び

お金がほんのちょっとでも手に入れば生活は楽だが
お金ではない何かが報酬として与えられることも知っている

  

美しきもの、真実、理想を追い求める芸術家は
いかなる時も希望を見出す

希望の道の向こうに、求める芸術が横たわる

  

  

もし世界が平穏に満ち
幸福のみが支配していたとしたら

その時こそ、芸術家は廃業

誘わずとも笑みはこぼれ
奏でずとも癒しの音楽が溢れる

創作せずとも、自然の中に芸術が溢れている

  

その時こそ芸術家は、絶望の声をもらすだろう

  

  

そして、絶望の声こそが芸術家の究極の目的である

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今日のつぶやき

2011-06-13 | インポート


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武満徹:小さな空

2011-06-13 | インポート

発表会に向けて、生徒さんと勉強中です。

曲は武満徹さん作詞&作曲の『小さな空』

“泣いた”と歌った後に、ピアノの左手部分に、
“ミドレ”という短いフレーズが出てくるのですが、
これが、涙が一粒“ホロリ”に聞こえるね~という話になりました。

歌う人、聞く人・・・感じ方は人はそれぞれだと思いますし、
曲を作った側も、涙が一粒・・・とは考えていなかったかもしれませんが、
そこにある音符を感じて、自分なりに解釈することは
とっても必要なことです。

その生徒さんも、その音符を感じることで、
音楽がとても豊かになりました。

  

とっても感受性が豊かな生徒さんです♪

  

  

  

ちなみに、“ホロリ”フレーズがあるのは1番と2番のみ。
3番は違った伴奏形がついています。

  

それを感じると、3番の歌い方は、また違ったものになってきます。

  

歌と伴奏、作者と演奏家、演奏家と聴衆・・・

音楽って、一人では完成しないんだな~と再確認した瞬間でした。

  

  

  

などと言いつつ、
歌っていると、自分の旋律を歌うことに必死になりがちなんですよねぇ。。。

反省。猛省。

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